(出典:amazon)
ビューティープロドッグフードは日本ペットフードから出されている「国産チキン」「おいしさアップ」をメインにした国内産ドッグフードです。
愛犬のお腹を意識した成分が配合されていることで気になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
実際のところ原材料や成分はどうなのでしょうか?
口コミ評判も気になりますね。
あみちゃん
子犬くん
ビューティープロには以下のラインナップがあります。
・子犬用小粒
・成犬用小粒
・成犬用大粒
・7歳以上サクサク大粒
・10歳以上サクサク小粒
・低脂肪小粒
・ダイエット小粒
・食物アレルゲンに配慮小粒
・食物アレルゲンに配慮10歳以上サクサク小粒
・歯の健康特殊形状粒
・お腹の健康小粒
上記ラインナップから成犬用小粒をチェックしたいと思います。
目次(ジャンプできます)
当サイトでのランク
ビューティプロドッグフードは当サイトでDランクのドッグフードです。
口コミや総合評価については以下を参考にしてください。
ビューティープロドッグフードを実際に買った人の口コミと評判
良い口コミ
- 美味しそうに食べる
- 国産で無添加なので安心できる
- 小分けされているので安心
- 新鮮なのかよく食べる
悪い口コミ
- 食べさせると吐いてしまう
- 匂いが強すぎて食べない
- 原材料がひどすぎて不安
- 太った
- 食いつきが悪い
- 犬に与えられる原材料じゃない
- 食べさせたあと体を痒がる
食いつきはまちまちのようです。
国産で安心できるという評判の良さがある一方で、原材料に対する不安の声もあります。
吐く、痒がるというように何かの異常が出た場合には、フードを中止して受診させてあげてください。
ビューティープロドッグフードのおすすめポイント3つ
無添加フード
ビューティープロには添加物が入っていません。
香料や着色料、人工保存料などが添加されていない無添加フードです。
国産の無添加フードを探している方には安心できるフードのひとつです。
安価で続けやすい
ビューティープロは比較的安価なドッグフードです。
販売店や通販ショップによって価格は違いますが、買い求めやすい価格帯です。
同じ製品を長く続けたいと考えられる方には、リーズナブルという点で良いフードです。
ビタミンやミネラルが配合されている
ビューティープロには多くのビタミンやミネラルが配合されています。
またアントシアニンが豊富なブルーベリーも配合されています。
健康志向の飼い主さんは興味があるのではないでしょうか。
ビューティープロドッグフードの気になる点7つ
穀物が主原料で種類が多い
ビューティープロの主原料は数種類の穀物です。
穀物の中でもアレルギー性の高いトウモロコシや小麦粉が入っています。
穀物はアレルギーの面だけではなく犬には消化吸収が悪いというデメリットがあります。
便の量や回数が倍増する犬もいるので注意してください。
ひどくなると嘔吐や下痢を起こすこともあります。
ビューティプロには多くの穀物が入っているので、アレルギーや便の変化に気をつけてください。
ミールや動物性油脂を使用
チキン味となっていますが使われているのは生のチキンではなくミール類です。
副産物であり、多くの愛犬家が避ける低品質の原材料です。
また動物性油脂も使われています。
こちらも大抵の飼い主さんは避ける成分です。
オリゴ糖などが入っていますが、基本となる栄養摂取の部分で純粋な生肉が入っていないと、こういう栄養成分は機能しません。
「肉類」とされてミール類では、配合されている栄養成分も無駄になります。
動物性タンパク質が摂取できない内容
タンパク質の数値は高めですが、ちゃんとした肉ではないため、動物性タンパク質を摂取できるとは考えられないフードですね。
犬に必要なのは動物性タンパク質です。
穀物が多いので、植物性タンパク質で高い数値が出ていると考えられるフードです。
タンパク質の数値だけを見ても、これではあまり意味はありません。
フィッシュエキスパウダーは何の魚か?
原材料にフィッシュエキスパウダーが使われています。
これがなんの魚を使ったものかわかりません。
魚の種類により、アレルギーを起こす犬も少なくはありません。
どんな魚を使っているか、必ず書いてもらえることが必要ですね。
食材でビタミンを補ってほしい面も
生の野菜や果物を多く含むことでビタミンやミネラルを補うフードは多くあります。
無添加は評価できますが、人工的にビタミンやミネラルを添加するよりも、新鮮な食材を多く加えることで栄養成分を加えてもらえればと思います。
安価で成分が逆に不安
ビューティプロドッグフードは安価なドッグフードです。
その反面、オリゴ糖やアントシアニンなどの良い成分が入っているとされています。
こういった成分が確実に効果を上げるためには、かなり高価なドッグフードであることが必要です。
この価格でそういったものがどれだけ配合されるのでしょうか?
参考価格で1kgあたり462円のドッグフードに、良い成分が入るような気はしません。
原料となる穀物でさえ、どういったレベルのものが入っているか不安に感じます。
必ずしも安かろう悪かろうではありませんが、ドッグフードの品質がある程度のレベルに達するには、やはりコストがかかります。
安すぎるドッグフードに品質の良い原材料や成分が入っているかは疑問です。
安すぎるものを作るためには、原材料で手を抜いてしまおう…というのが自然な流れになりがちですね。
人件費や輸送費などを考えて、フードを作るにはある程度のコストがかかることで、「安いけれど抜群の成分が入っている」「国産は必ず安心」と妄信できるものではないのは、ご理解いただけると思います。
ドッグフードの基準は、1kg1,000円を切らないものを選ぶことといわれます。
一年の賞味期限は大丈夫?
ビューティプロドッグフードには、合成の保存料が入っていません。
小分けにはなっていますが、その賞味期限は一年となっています。
合成保存料が入っていないドッグフードで一年間保存ができるかどうか、疑問に感じます。
実際に使い始めて、酸化や腐敗が進まないかが気にかかる点になりますね。
ビューティープロドッグフード成犬用小粒の原材料と成分から安全性を徹底評価
総合評価チャート
(肉の含有量は記載がないので肉糧を3にしています。)
ビューティープロドッグフード成犬用小粒の成分分析と評価
気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は気になるものはないという意味です。
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦ブラン、小麦粉、ライスブラン)、肉類(チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂、共役リノール酸、γ-リノレン酸(オメガ-6脂肪酸))、魚介類(フィッシュエキスパウダー、マリンコラーゲン、小魚粉末(DHA、EPA/オメガ-3脂肪酸源))、ビール酵母(β-グルカン源)、糖類(オリゴ糖、エリスリトール)、カゼインホスホペプチド、果実類(クランベリーパウダー、ブルーベリーパウダー(アントシアニン源))、トマト(L-カルニチン、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、バチルスサブチルス(活性菌)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、アミノ酸類(アルギニン、タウリン、メチオニン)、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸
総得点 | 75点 |
4D(副産物) | 添加 |
人工着色料 | 無添加 |
人工保存料 | 無添加 |
穀物 | 5種添加 |
人工添加物 | 無添加 |
塩・砂糖 | 無添加 |
酸化防止剤 | ◎(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) |
ライフステージ | 1歳~ |
メイン食材 | トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦ブラン |
参考価格 | 1,250円/2.7kg |
原産国 | 日本 |
カロリー | 370kcal/100g |
満点 | 減点数 | 個数 | 得点 | |
4D,動物性油脂 | 25 | 5 | 3 | 10 |
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 | 25 | 5 | 0 | 25 |
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン) | 15 | 3 | 0 | 15 |
甘味料(ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ) | 15 | 3 | 0 | 15 |
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシなど) | 10 | 2 | 5 | 0 |
食塩,砂糖 | 10 | 2 | 0 | 10 |
総得点 | ー | 75 |
総得点:75点
(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)
穀物各種、ミール類、動物性油脂が入っています。
添加物はありませんが、減点項目が多くなっています。
栄養成分
タンパク質 | 25.0% |
粗脂肪分 | 12.0% |
粗灰分 | 8.5% |
粗繊維 | 3.0% |
水分 | 10.0% |
まとめ
国産で無添加のドッグフードということで安心という声が多いビューティープロですが、原材料には少し不安を感じます。
「チキン味」となっているものの内容は穀物と副産物です。
安いのでそれでも良しとされて、ワンちゃんの健康状態に問題がなければ入手しやすく経済的にも続けやすいフードでしょう。
穀物アレルギーの可能性があるワンちゃんは様子を見ながら切り替えてくださいね。
販売会社情報
販売会社 | 日本ペットフード |
住所 |
東京都品川区東品川2丁目2番4号 天王洲ファーストタワー5F |
電話番号 | 03-5479-6400 |