(出典:amazon)
ミンチスペシャルは株式会社マルカンから出されている、国産半生ドッグフードです。
主原料に国産の生肉を使っている半生フードということで、興味を持たれている方もいると思いますが、安全性や口コミは重要ですね。
あみちゃん
子犬くん
ミンチスペシャルドッグフードには以下のラインナップがあります。
全犬種緑黄色野菜入り
・成犬用
・7歳以上用
・11歳以上用
・13歳以上用
・ダイエット用
超小型犬・小型犬用緑黄色野菜入り
・成犬用
・7歳以上用
・11歳以上用
・13歳以上用
・ダイエット用
超小型犬・小型犬用
・成犬用
・7歳以上用
・11歳以上用
・13歳以上用
多くのラインナップがありますが、「超小型犬・小型犬用緑黄色野菜入り 成犬用」の原材料と成分から安全性を評価して、口コミを探していきます。
目次(ジャンプできます)
当サイトでのランク
ミンチスペシャルドッグフードは当サイトでEランクのドッグフードです。
口コミや総合評価については以下を参考にしてください。
ミンチスペシャルドッグフードを実際に買った人の口コミと評判
良い口コミ
- 好き嫌いが多い愛犬が残さず食べる
- これ以外は食べない
- これだけは飽きずに食べてくれる
- 他フードは食べてくれないのにこれはよく食べる
- 太り始めたので十分な栄養があると思う
- 高級フードよりこちらを喜んで食べる
- 栄養バランスが最高
- 茶色のドッグフードより色がおいしそうでいい
悪い口コミ
- カロリーが低いので倍与えないといけない
- 好き嫌いがあるようであまり食べない
- 小粒すぎて食べにくい
口コミは良いものが多く、目立ったのが「これしか食べない」という声です。
半生フードだからなのか、砂糖や塩で食いつきがいいのか不明ですが、後者なら少し気になるところですね。
確かに他のフードは食べなくなってしまうでしょう。
また「おいしそうな色」と感じる飼い主さんもやはりいますね。
野菜の色ではなく着色料であり、その色を好ましく思うのは飼い主さんだけなので、やはり原材料や成分を見て買う習慣が必要なのでは、と感じます。
半生ドッグフードは不安な成分が多いのですが、ドライをまったく食べない犬には、やはり食べさせることが先決なので、頼るのはひとつの方法です。
ミンチスペシャルドッグフードのおすすめポイント3つ
ドライフードが苦手でも食べやすい半生フード
ドライフードを苦手とする犬がいますが、そんな犬でも半生フードなら食べるということが珍しくはありません。
ミンチスペシャルは水分を多く含む半生フードで、ドライの食感が苦手な犬や、噛む力が弱くなってきたシニア犬でも大丈夫です。
半生フードは小分けになっているので使いやすいという利点もあります。
超小型犬1.2kgの製品で、小分け10パックが入っています。
国産生肉が使われている
「肉類」となっていること、公式では現在「肉類(チキン等)」と記載されていることで、副産物が入っていないとは断言できないのですが、使われているチキンは国産の生肉と明記されています。
「類」「等」の曖昧表記がなくなればもう少し安心できる点ですね。
参考価格はかなり安い
参考価格は1kgあたり500円台と、かなり安めです。
ドッグフードは1kgあたり1,000円を切らないほうがいいというのが一般的な見解ですが、コストが第一という方には、このリーズナブルな価格は続けやすくてよいのではないでしょうか。
ミンチスペシャルドッグフードの気になる点8つ
犬が苦手とする穀類が使われている
小麦とコーンスターチが原材料に記載されています。
小麦とコーンはアレルギーを起こしやすい穀物です。
また「でん粉類」「穀類」という曖昧な書き方なので、これで全部かどうかが不明です。
他に穀物があり、小麦やコーンに属するために省略されているのではないかと、少し不安に思うところです。
穀物はアレルギーの問題だけではありません。
犬は穀物をうまく消化できません。
そのため消化できなかった穀物は大量の便として排出されます。
便の量や回数が増えたり緩んだり、ひどくなると嘔吐や下痢を起こすことがあります。
人工添加物が多すぎる
保存料、乳化剤や増粘剤など、半生ドッグフードの品質を維持させるのに必要とはいえ、人工添加物があまりに多すぎます。
またここまでは半生の宿命と思っても、着色料や香料にいたっては、半生を劣化させないという目的にはまったく関係がありません。
緑黄色野菜入りをイメージさせて飼い主さんにアピールするために、それらしい色をつけているだけで、色が識別できない犬には無意味です。
それどころか海外では発病の危険性を指摘されて禁止になっている着色料も、ここでは使われています。
香料も犬には不要です。
砂糖や食塩で味付けがされている
犬には食材の味で食べさせることが必要です。
砂糖や食塩が入っているこのフードで、その味覚が定着してしまった場合に、別のフードに切り替えようとすると難しいでしょう。
実際に糖分や塩分、香料が入っているフードに慣れた犬は、原材料のみで無添加のフードには見向きもしないケースが多いのです。
糖分も塩分も、犬には病気のリスクを高める以外何もいいことがないとご理解の上で、このフードを選んでくださいね。
総合栄養食と書かれているものの栄養が不足
ミンチスペシャルドッグフードは総合栄養食と書かれています。
ミンチスペシャルの栄養成分は、成犬が必要とするタンパク質量にはほど遠い、13.5%という数字しかありません。
成犬に理想的な数値の約半分といったところでしょうか。
最低でも20%はなければ活動期の成犬をケアするのは難しく、栄養を摂取しようとすると給与量を増やす必要があり、結果コスパは悪くなってしまいます。
脂肪分もかなり少なめです。
脂肪分は活動する上でのエネルギー源になり、不足すると体力不足に陥ります。
半生フードは水分だけが突出して多く含まれていますが、他の栄養成分がバランス悪く減ってしまう傾向にあります。
総合栄養食ではなく、単体では栄養が不足する一般食として補助的に与えるほうがいいかもしれません。
犬が食べるきっかけを作るために、上手に利用してください。
カロリーも低すぎる
カロリーがかなり低いので、痩せ気味の犬や子犬には不向きです。
肥満気味の犬にはカロリーの数値だけならいいかもしれませんが、前述したように栄養価がかなり不足しています。
痩せている犬は体力が不足した状態で、もっと痩せてしまう可能性があります。
肥満対策にと与えるのも、そういった意味で好ましくはありません。
逆に糖分では太る犬も?
糖類として砂糖と水あめが入っていることで、カロリーは少ないながらも、糖分摂取で肥満になる犬がいるかもしれません。
実際に口コミの中で太ってきた、栄養がある、という良い口コミがあります。
ただ残念ながらこのフードの栄養分は不足気味のため、高い栄養価によって太ったということは、考えられません。
砂糖や水あめで太ったことが考えられるのですが、ではそれを減らそうと適正給与量よりフードを減らすことはできません。
入れてほしい栄養分で太るのではなく、入れてほしくない成分で太る犬がいるのではないでしょうか。
大豆に弱い犬も注意が必要
豆類として脱脂大豆が使われています。
豆類、特に大豆に弱い犬は意外に少なくありません。
豆腐や納豆で皮膚が赤くなったという経験をお持ちではないでしょうか。
大豆アレルギーの可能性があります。
そして脱脂大豆は人間の納豆や豆腐を作ったあとの残りカスです。
栄養分はまったくありません。
いわゆる大豆ミールです。
安全性にも疑問の声があります。
この価格で本当に肉は入っているか?
ミンチスペシャルは1kgあたりの参考価格が560円という安価です。
これだけ安いドッグフードに、チキンやビーフの肉類をはじめ、数種類の野菜が入っていることになっています。
ドッグフードを作るには、原材料費や、製造や輸出にかかわる諸々の設備費用や人件費がかかります。
それだけのコストをかけるドッグフードが、もっと安い原価になると考えて、売価がこれだけで、ちゃんとした肉や野菜が入っているのか、少し疑問に感じる点です。
穀物さえ、どういったレベルのものが入っているか分からないと思ってしまうのが、率直なところです。
ドッグフード製造にかかるコストを考えると、ある程度の値段の製品を選ぶのが、安全や品質基準の目安とされています。
ミンチスペシャルドッグフードの原材料と成分から安全性を徹底評価
【総合評価チャート】
(肉の含有量は記載がないので肉量を3にしています。)
ミンチスペシャルドッグフードの成分分析と評価
気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は気になるものはないという意味です。
原材料 : 肉類(チキン、ビーフ)、糖類(砂糖、水あめ)、豆類(脱脂大豆)、でん粉類(コーンスターチ)、穀類(小麦粉)、野菜類(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草)、乳類(ホエーパウダー、チーズ、乳たん白)、緑茶粉末、D‐ソルビトール、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、B6、B12、C、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、ミネラル類(リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、炭酸亜鉛、硫酸銅、炭酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、乳化剤、増粘安定剤(グリセリン、カゼインナトリウム)、品質保持剤(プロピレングリコール)、保存料(ソルビン酸カリウム)、pH調整剤、二酸化ケイ素、香料、着色料(二酸化チタン、赤106、黄4、黄5、青1、カロチノイド色素)、発色剤(亜硝酸ナトリウム)、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
総得点 | 55点 |
4D(副産物) | 無添加 |
人工着色料 | 添加 |
人工保存料 | 添加 |
穀物 | 2種添加 |
人工添加物 | 添加 |
塩・砂糖 | 砂糖・食塩添加 |
酸化防止剤 | ×(エリソルビン酸ナトリウム) |
ライフステージ | 成犬用 |
メイン食材 | チキン、ビーフ |
参考価格 | 673円/1.2kg |
原産国 | 日本 |
カロリー | 255kcal/100g |
満点 | 減点数 | 個数 | 得点 | |
4D,動物性油脂 | 25 | 5 | 0 | 25 |
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 | 25 | 5 | 5 | 0 |
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン) | 15 | 3 | 3 | 6 |
甘味料(ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ,キシロース) | 15 | 3 | 1 | 12 |
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシなど) | 10 | 2 | 2 | 6 |
食塩,砂糖,pH調整剤 | 10 | 2 | 2 | 6 |
総得点 | ー | 55 |
総得点:55点
(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)
副産物かどうかとしての肉質は安全なようで、動物性油脂も見当たりませんが、減点になっていないのはその項目だけとなりました。
あまり良い点数のドッグフードではありません。
栄養成分
タンパク質 | 13.5% |
粗脂肪分 | 4.5% |
粗繊維 | 4.0% |
粗灰分 | 9.0% |
水分 | 36.0% |
一日あたりの価格評価
給与量の目安と一日当たりの単価 | |||||
体重 | 1kg | 3kg | 5kg | 7kg | 10kg |
給与量(/1日) | 55g | 120g | 175g | 225g | 295g |
価格 (/1日) |
31円 | 67円 | 98円 | 126円 | 165円 |
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販売会社 | 株式会社マルカンサンライズ事業部 |
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