【原材料に不安?】ペディグリードッグフードの口コミ評判と安全性評価

(出典:amazon

ペディグリードッグフードはCMなどでよく目にされたことがあるのではないでしょうか。

公式によると消化吸収など健康維持を考えた良質のドッグフードということですが、実際どういったドッグフードなのか、安全性や口コミ評判はとても気になるところですね。

ペディグリードッグフードの良い点や悪い点をチェックしていきます!

あみちゃん

子犬くん

口コミ評判もたくさん探してね!

ペディグリーには以下のラインナップがあります。

・ビーフ&緑黄色野菜入り(成犬用)

・ビーフ&緑黄色野菜&魚入り(成犬用)

・チキン&緑黄色野菜入り(成犬用)

・チキン&緑黄色野菜入り(子犬用)

・チキン&緑黄色野菜入り(7歳から用)

・チキン&緑黄色野菜入り(11歳から用)

・ささみ&ビーフ&緑黄色野菜入り(肥満気味の愛犬用)

・ビーフ&チキン&緑黄色野菜入り(大型犬用)

 

成犬用のビーフ&緑黄色野菜&魚入り製品の原材料や成分から安全性を評価して口コミ評判を挙げていきます。

当サイトでのランク

ペディグリードッグフードは当サイトでEランクのドッグフードです。

⇒【S~Eランク】ランク別ドッグフードの一覧


⇒ドッグフードを適当に選んでいるならコレだけは読んで欲しい

口コミや総合評価については以下を参考にしてください。

ペディグリードッグフードを実際に買った人の口コミと評判

良い口コミ

  • コスパもよく便の調子がいい
  • ちょうど良い便になった
  • 量が多く質もいい
  • 犬が多いので10キロは助かる
  • 多頭飼いなのでこの値段は嬉しい
  • 国産なのでどこかの国のような健康被害を気にせずに済む

 

悪い口コミ

  • 小分けでないのが困る
  • 色が気になる…おしっこの色も濃い
  • 問題なく食べるけどカラフルで毒々しい、体に悪そう
  • 着色料が気になるし尿の色も濃くなった
  • 最悪な原材料で安い値段に見合った内容
  • 油っこくて下痢をしてしまった
  • 添加物だらけなのでおすすめできない

安くて量が多いパッケージがあることで、特に多頭飼いの方に評判が良いドッグフードです。

一方であまりにカラフルなことで着色料を嫌がる方や、添加物をはじめとする原材料を敬遠する口コミも少なくありません。

悪い口コミでは「食べなかった」というよりも原材料や添加物の内容に触れたものが多いフードです。

国産で安心という声も多いのですが、ペディグリーの原産国はタイです。

 

ペディグリードッグフードのおすすめポイント3つ

野菜でビタミン類が摂取できる

人工的にビタミン類などは添加されていますが、ペディグリーの原材料には野菜類が入っています。

これが全く入っていない状態でビタミンやミネラルを100%添加しているドッグフードも多いのが現状です。

ペディグリーの野菜も種類が多いとはいえませんし含有量も不明ですが、野菜という素材でビタミン類が摂取できるのは犬の健康にとってメリットがあります。

成犬用の「ビーフ&緑黄色野菜&魚入り」には野菜類としてトマト・ほうれん草・にんじんが入っています。

特にほうれん草はビタミンや鉄分を多く含んでいるため、犬にも良い野菜です。

かなり安い有名フード

ペディグリーはかなり安いドッグフードです。

老舗メーカーの製品であり、有名なドッグフードということで飼い主さんの信頼も厚い部分がある中、価格もリーズナブルです。

1kgあたり200円から300円という価格は高いドッグフードはあまり使いたくないという飼い主さんには、かなり親切な値段ではないでしょうか。

多頭飼育や大型犬飼育のご家庭には価格は重要です。

また有名フードの場合置いてあるお店も多く、買い求めることも簡単です。

スーパーやドラッグストア、ホームセンターや通販で見つけやすい製品です。

大型犬用は大袋

成犬用は2.2kg、5.5kg、10kgのパッケージがありますが、大型犬用には最初から10kgの大袋が用意されています。

大型犬の場合一日あたりの給与量は、超小型犬や小型犬の数倍から十倍ほどになる場合があり、小さなパッケージではすぐになくなってしまいます。

最初から大袋になっていると、頻繁に買わずに済むので楽です。

逆に子犬用は1.8kgの少量のみになっています。

ペディグリードッグフードの気になる点6つ

穀物の種類が分からない

第一主原料が「穀類」となっています。

穀物が入っていることは分かりますが、どんな穀物が何種類入っているか不明です。

穀物は原材料の中で最もアレルギーを起こしやすいものです。

特に小麦やトウモロコシが入っているかどうかは、そのアレルギーを持つ犬を飼う方には重要です。

穀物の種類がちゃんと書かれていないことはかなり不安に感じます。

また多くの穀物は犬の消化不良を引き起こします。

便の量や回数が増えたり、緩んだりすることがあります。

ひどくなると嘔吐や下痢を起こすこともあります。

穀物の種類を明記していただきたいところですね。

~等や~類の内容不明である原材料

肉類の中で「ビーフ等」と記載があり、ビーフ以外に何かミール類でもあるのか、他の肉が入っているのかどうかはっきりしないものとなっています。

ただチキンは別に入っているので、他に肉があるとすれば記載してもいいと思われるので「ビーフ等」は不安な肉原材料という感じがします。

また油脂類も「パーム油等」であり、動物性油脂が入っている可能性が否定できません。

そして「魚介類」ですが、魚の種類によってはアレルギーを起こす犬もいるため明記は大切です。

白身魚は大丈夫でも青魚は無理という犬もいます。

またこの記載では生魚ではなく魚ミールを使っている可能性もあります。

やや内容不明の原材料が目立つ記載です。

添加物が多すぎる

ペディグリーはかなり添加物が多いドッグフードです。

着色料が5種類、人工保存料3種類、甘味料やpH調整剤など、他の国産ドッグフードに入っていない種類の添加物も入っています。

砂糖は入っていないものの甘味料が入っていることも、犬にはあまりよくありません。

酸化防止剤として入れられているBHAとBHTは、入っている添加物の中でも特に気になります。

これはガソリンや石油の酸化防止剤として使われるもので食用としては好ましくないものです。

発がん性や遺伝子異常などが危惧されています。

ビートパルプで便が固まってしまう

ビートパルプが入っていますが、これはサトウダイコンの搾りかすです。

野菜類や食物繊維として入れているドッグフードをまれに見かけますが、そういった栄養分は全くないと考えていい内容です。

ビートパルプは犬の便をコロコロに固めて小さくしてしまうため便は固まって少なくなり、処理がしやすくなることで喜ばれる飼い主さんが多いのですが、つまり犬は強引な便秘状態に陥っているのです。

ペディグリーには未消化で便の量や回数を増やしがちにする穀類と、便を固めて少なくするビートパルプが入っています。

これが犬のお腹の中で作用することを考えると、どれだけ消化器官に負担を与えるかお分かりいただけると思います。

またビートパルプは製造過程で薬剤を使っています。

最終的に薬剤は除去しているとされますが、確認できないのが現状です。

栄養価が低い

タンパク質が低めのドッグフードです。

今回評価しているラインナップで、タンパク質は18.0%しかありません。

成犬で25%、子犬で30%を理想とするタンパク質がこの数値では、この単品で栄養をまかなうことができる総合栄養食とはいえません。

粗脂肪もやや少なめです。

低脂肪は良いことですが、単純に数値が低いのが良いことではありません。

一定基準の脂質がなければ、犬の健康な成長を阻害することになります。

栄養価が低く総合栄養食としては物足りないドッグフードです。

この価格でどれだけの原材料を使えるか

ドッグフードを作る原材料や人件費、それを輸送するすべての費用を考えると、ある程度の価格になることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

ペディグリードッグフードはかなり安いドッグフードです。

製造や輸送のコストだけで、その値段をはじき出すのが精いっぱいのような気がします。

大量生産とはいえ、原材料にどれだけ費用がかかっているでしょう。

品質が良い原材料を使っているか不明です。

チキンはもちろん、穀物でさえどういうレベルのものが入っているか、ということです。

必ずしも安かろう悪かろうではありませんが、価格はドッグフードの原材料に何が使われているかを判断する、ひとつの目安になります。

大型犬飼育や多頭飼育のご家庭には、安いことは重要ですが、ドッグフードは1kgあたり1,000円を切らないことが、ある程度の安全性を求めるための基準とされます。

ペディグリードッグフードの原材料と成分から安全性を徹底評価

総合評価チャート

(肉の含有量は記載がないので肉量を3にしています。)

ペディグリードッグフードビーフ&緑黄色野菜&魚入りの成分分析と評価

気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は気になるものはないという意味です。

穀類、肉類(チキン加水分解物、チキン、ビーフ)、大豆、油脂類(パーム油)、タンパク質加水分解物、植物性タンパク、ビートパルプキシロース、魚介、野菜類(トマト、ほうれん草、にんじん)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸(グリシン、システイン、メチオニン)、着色料(赤102黄4黄5二酸化チタン)、保存料(ソルビン酸K)、酸化防止剤(BHABHT、クエン酸)、pH調整剤

総得点 56点
4D(副産物) 不明
人工着色料 添加
人工保存料 添加
穀物 不明
人工添加物 添加
塩・砂糖 無添加
酸化防止剤 ×(BHA、BHT)
ライフステージ 1歳~
メイン食材 穀類
参考価格 766円/2.2kg
原産国 タイ
カロリー 350kcal/100g

 

満点 減点数 個数 得点
4D,動物性油脂 25 5 0 25
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 25 5 5 0
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン) 15 3 3 6
甘味料(ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ,キシロース) 15 3 2 9
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシなど) 10 2 1 8
食塩,砂糖,pH調整剤 10 2 1 8
総得点 56

総得点:56点

(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)

ビーフ等、パーム油等となっているので4Dや動物性油脂は不明で減点していませんが、入っているかもしれません。

穀類の種類が分からないため減点は一種類のみですが複数入っている可能性があります。

着色料や甘味料、保存料やph調整剤など人工的なものが加えられています。

むしろ不安なものが少ないドッグフードという結果です。

栄養成分

タンパク質 18.0%
粗脂肪分 10.0%
粗繊維 4.0%
粗灰分 8.0%
水分 10.5%

まとめ

 

ペディグリードッグフードは私が個人的に知っている限りでは、最初の犬を飼った子ども時代に「チャム」という缶入りドッグフードが定番品でしたので、かなり長い歴史を持ちます。

それだけに信頼が置かれている有名ドッグフードですが、公式で「良質の素材」とされているのに内容不明な原材料や添加物が多いことが残念に感じられます。

~類や~等の原材料を明記してほしいことと、現在は危険といわれている添加物をできるだけ減らす方向でリニューアルしていってほしいこと、そのふたつを大きな改良点として望みたいところですね。

コスト安で買い求めやすいという点で、多頭飼育や大型犬飼育のご家庭に非常に喜ばれている製品です。

内容がもっと充実してコストがあまり上がらなければ、長い歴史に見合った良いドッグフードになるのではないでしょうか。

販売会社情報

販売会社 マースジャパンリミテッド
住所 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス7F
電話番号 0120-164412(コールセンター)