(出典:amazon)
ヒルズのサイエンスダイエットはプレミアムドッグフードとしての知名度は上位に入ります。
公式サイトでは愛犬に必要とされる栄養素が多く含まれていることや獣医師監修であることが書かれていますが、実際のところ成分や安全性、口コミ評判はどうでしょう?
あみちゃん
子犬くん
ラインナップ豊富なサイエンスダイエットは、実はこれだけの製品があります。
【小型犬用】
パーフェクトウェイト (1歳以上)
パピー (子いぬ用)
ライト (肥満傾向の成犬用)
シニアプラス (高齢犬用 10歳以上)
シニアライト(肥満傾向の高齢犬用 7歳以上)
アダルト (成犬用)
シニア (高齢犬用 7歳以上)
シニア アドバンスド (高齢犬用 13歳以上)
【レギュラー用】
パピー (幼犬・母犬用/妊娠・授乳期)
アダルト (成犬用 小粒)
アダルト (成犬用)
アダルト ラム&ライス (成犬用 小粒)
アダルト ラム&ライス (成犬用)
ライト (肥満傾向の成犬用 小粒)
ライト (肥満傾向の成犬用)
シニア (高齢犬用 7歳以上 小粒)
シニア (高齢犬用 7歳以上)
シニアライト (肥満傾向の高齢犬用 7歳以上)
シニアプラス (高齢犬用 10歳以上)
シニア アドバンスド (高齢犬用 13歳以上)
【大型犬種用】
パピー 子いぬ用
アダルト (成犬用)
ライト (肥満傾向の成犬用)
シニア (高齢犬用 6歳以上)
使う時期が長い成犬用で、小型犬にも中型犬にも使える小粒を評価したいと思います。
目次(ジャンプできます)
当サイトでのランク
サイエンスダイエットドッグフードは当サイトでCランクのドッグフードです。
口コミや総合評価については以下を参考にしてください。
サイエンスダイエットを実際に買った人の口コミと評判
良い口コミ
- 涙やけがひどく獣医さんの薦めでこれにした 涙やけは治らないけどひどくはなくなった
- 食糞があるのでブリーダーさんからこれをすすめられた 食いつきがいい
- 小粒なので子犬時代からずっとこれを食べている 他のフードは食べない
- 長年食べさせている リニューアルされて旨味成分が加わってからもっと喜んでいる
- よく食べてくれる
- ペットショップでもこれだったらしくよく食べる
悪い口コミ
- 便がゆるんで下痢っぽくなった
- 食いつきはよかったけど便が柔らかくて臭くなった
- 食糞するようになり便も臭くなった
- 犬に食べさせてはいけない葡萄が入っているのは不安 少量かも知れないがわざわざ入れる必要がない
- 原材料を見ると安心できるフードではない
- 獣医師がすすめる理由が分からない不安な原材料
- 獣医さんにすすめられても信用してはいけないドッグフード
- 目や口やお尻の周りが赤黒く
- お湯でふやかしたら茶色い湯になった
- お腹がすくまで食べない
- これに変えたら下痢をしてその後胃腸炎に
食いつきに満足している飼い主さんが多いようです。
私もそうですが高齢の飼い犬が若い頃サイエンスダイエットを最初の獣医さんで薦められて数年食べさせていました。
そういうきっかけの方が多いようですね。
便に何かの異常が起きた愛犬に不安を感じている方や、原材料で信用できないとされる方も少なくありません。
私は犬が食べなくなったことをきっかけに原材料を調べた後者です。
便の異常については、穀物が関係している可能性もあります。
後述していますので参考になさってください。
サイエンスダイエットのおすすめポイント3つ
主原料はトリ肉
穀物が第一主原料というドッグフードが多い中で、サイエンスダイエットの第一主原料はトリ肉です。
そして何の鳥を使っているかが明記されています。
副産物ではないこともわかるため安心できます。
肉や野菜がバランスよく含まれている
栄養をバランスよく摂取できるように、肉や野菜、果物類が多く含まれています。
ビタミンやミネラルは人工的に添加されている部分もありますが、野菜が入っていることで食材からも摂取できるため合成ビタミンやミネラルに全面的に頼る必要がありません。
本来自然な食材を食べて栄養素を摂取することが理想です。
サイエンスダイエットはその考えに基づいて作られています。
豊富なラインナップから選びやすい
前述のとおり多くのラインナップがあるため、子犬からシニアまで、また小型犬用小粒や肥満犬など用途に応じて選び分けることができます。
同じアダルトでも小粒と一般の粒はかなり大きさが違うので、超小型犬や小型犬は注意して選んでください。(失敗経験者です。)
獣医さんが薦めるのがこのフードであることが多いため、全成長期一貫してこのフードを使うという飼い主さんも多いようです。
サイエンスダイエットの気になる点5つ
ブドウが入っている製品がある
まずこのアダルトもそうですが、ブドウが入っています。
意外にご存知ない方も多いのですが、ブドウは犬に食べさせてはいけない食べ物のひとつです。
チョコレートほどの危険性がないためあまり周知されていないのか、私も「うちの犬は巨峰が好きで」という飼い主さんと病院で遭遇したことがありますが、ブドウは禁忌の食べ物です。
それが何故ドッグフードに入っているのか、これは疑問に思います。何らかの加工をしているのでしょうか。
私が買っていたサイエンスダイエットの製品には入っていなかったので製品によってまちまちなようですが、入っている製品があります。
事故の報告はないようですが、一番気になる点です。
原材料の二番目は穀物
トリ肉に続いての材料は、トウモロコシや小麦などの穀物が続きます。
穀物でもアレルギー性が低いものがありますが、このふたつはアレルゲンになりやすい種類です。
この二つが入っていてアレルギーを起こすと、トウモロコシと小麦のどちらにアレルギーを起こしたのか分かりにくくなります。
今まで肉主体でグレインフリーのフードを使っていた場合は、少量から慎重に切り替えて様子を見てください。
また犬は穀物をほとんど消化できません。
そのため便の量や回数が増えたり緩んだりすることがあります。
ひどい場合には嘔吐や下痢を起こすこともあります。
タンパク質量が頼りない
ここで評価している成犬用小粒のタンパク質は、21.0%です。
成犬用としての理想数値は、25%以上とされています。
成犬期の数年間を一種類のドッグフードだけに頼ることを考えると、十分なタンパク質を必要とします。
総合栄養食としての数値は満たしていますが、やや頼りないと感じます。
動物性油脂が使われている
サイエンスダイエットには動物性油脂が入っています。
動物性油脂は一般的に何かの形で死んだ動物をレンダリング(廃肉処理)して様々な工程の結果肉骨粉にして出来た油です。
そしてレンダリングの時に保存料や着色料などの添加物を使っている場合がありますが、これが表示されることはありません。
この動物性油脂がサイエンスダイエットの表面に吹き付けてあるということです。
4Dといわれる副産物や動物性油脂を多くの愛犬家が避けるのはそういう理由があります。
柑橘類には何が使われている?
原材料の中に柑橘類とだけ書かれている部分があります。
犬はミカンなどの柑橘類を喜んで食べる傾向があるので、日常的に与えている方もいらっしゃるでしょう。
ただ柑橘類の中で、レモンやライムなど、犬には与えないほうがいいとされているものがあります。
そういったものが入っていないかどうか、この表記だけでは分かりません。
この点を改善していただければ嬉しいですね。
サイエンスダイエット小型犬用アダルト成犬用の原材料と成分から安全性を徹底評価
総合評価チャート
サイエンスダイエット小型犬用アダルト成犬用の成分分析と評価
気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は気になるものはないという意味です。
トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ、小麦、米、動物性油脂、トリ肉エキス、植物性油脂、亜麻仁、ポークエキス、トマト、柑橘類、ブドウ、ホウレンソウ、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、B1、 B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、 ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
総得点 | 89点 |
4D(副産物) | 無添加 |
人工着色料 | 無添加 |
人工保存料 | 無添加 |
穀物 | 3種類 |
人工添加物 | 無添加 |
塩・砂糖 | 無添加 |
酸化防止剤 | ◎(ミックストコフェロール) |
ライフステージ | 1歳~6歳 |
メイン食材 | チキン、ターキー |
参考価格 | 2,260円/3kg |
原産国 | オランダ |
カロリー | 374kcal/100g |
満点 | 減点数 | 個数 | 得点 | |
4D,動物性油脂 | 25 | 5 | 1 | 20 |
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 | 25 | 5 | 0 | 25 |
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン) | 15 | 3 | 0 | 15 |
甘味料(ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ) | 15 | 3 | 0 | 15 |
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシなど) | 10 | 2 | 3 | 4 |
食塩,砂糖 | 10 | 2 | 0 | 10 |
総得点 | ー | 89 |
総得点:89点
(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)
全体的に不安な成分はほとんど入っていませんが、動物性油脂と穀物が残念です。
減点項目には入っていないのですが、犬には禁忌のブドウが入っている製品があります。
栄養成分
タンパク質 | 21.0% |
粗脂肪分 | 13.0% |
粗繊維 | 3.0% |
粗灰分 | 6.5% |
水分 | 10.0% |
オメガ3 | 0.35% |
オメガ6 | 2.70% |
まとめ
サイエンスダイエットの食いつきは評判が良いようです。
我が家の高齢犬は若い頃からあまり嬉しそうではなく、シニアに切り替えると食べなくなったのですが、少数派なのでしょうか。
サイエンスダイエットは療養食に近いから美味しくはない、特にシニアになると味が落ちる、と現在かかっている獣医さんに聞いたのですが、犬によるのかもしれません。
チキンなどのトリ肉が使われていて、何の肉が使われているかはっきりしているのはとてもいい点だと思います。
ミールだけが使われていて肉がたっぷりですとされているより余程信頼のおけるフードです。
ただタンパク質量は21%なので、穀物の多さが肉を圧迫してしまっているのかもしれません。もったいない気がします。
良い肉を活かすために穀物を控えめにしてほしいと感じます。
できれば入れる必要がないブドウもカットしていただければベストです。
子犬時代からシニアまで同じフードを使いたい、肥満になってきたらライトタイプを、などと選び分けたい方には便利なドッグフードです。
通販の窓口も多く店頭でも多く見かけて手に入りやすいので、長年愛されています。
犬が気に入って食べてくれて、原材料と気持ちの兼ね合いができればリピートする値打ちがあるフードだと思います。
販売会社情報
販売会社 | 日本ヒルズ・コルゲート株式会社 |
住所 | 東京都千代田区二番町5-25 二番町センタービル7F |
電話番号 | 0120-211-311 |