ドッグフードは開封したその瞬間から酸化が始まります。
保存状態が悪く長い期間放置していると、酸化・劣化の原因になってしまいます。
ローテーションをしていたり、少量しか食べずに開封後に減る速度が遅い場合に、どう保管すればいいでしょうか。
ドッグフードの正しい保存方法を考えていきましょう。
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ドッグフードの酸化を防ごう
酸化したドッグフードはどうなるか
酸化したドッグフードというのはどうなってしまうでしょうか。
・脂っぽくなってしまい脂分が浮いてべたべたする
・栄養価が落ちてしまう
・ドッグフードが湿気を含んでしまう
・愛犬の嘔吐や下痢を引き起こすことがある
などにつながってしまいます。
一番怖いのは愛犬の体調不良を引き起こしかねないことですね。
アレルギーなどを起こすこともありますし、重い病気になる可能性もあるのです。
酸化させないために、保管に気をつけるようにしましょう。
ドッグフードの酸化防止剤より酸化のほうがよくない
ドッグフードは開封すると、空気にさらされて劣化していきます。
ドッグフードには酸化防止剤が入っています。
これが入っていることをよくないと思う方も多いでしょう。
けれど酸化防止剤より、酸化したドッグフードを愛犬に食べさせるほうがよほどよくないのです。
ドッグフードの保存料や酸化防止剤は、ある程度の期間は酸化や劣化を防いでくれますが、それがいつまでもということはありません。
そのため開封後は飼い主さんが、酸化しないように気をつける必要があります。
ドッグフードの正しい保存方法
開封後はジッパーを閉じることが基本
たいていのドッグフードにはジッパーがついていると思います。
ドッグフードは空気に触れれば触れるほど、酸化・劣化のスピードが速くなるので、このジッパーを必ず閉じるようにしてください。
ジッパーがついていない製品は、空気が入らないように袋の口をしっかりクリップで留めるようにしてください。
保存は冷暗所へ
袋を閉じていても、室温の高い場所や直射日光が当たる場所に置くのはやめてください。
ドッグフードは製造後に冷暗所に保管されていることが普通です。
開封前、開封後にかかわらず、温度が低く日が当たらない場所に置くようにしてください。
冷蔵庫や冷凍庫は向かない
ドライフードの場合、冷蔵庫や冷凍庫に入れることはおすすめできません。
結露が原因でカビが生えることがあります。
ドッグフードは冷蔵や冷凍には向きません。
室内で温度が低い場所にストックするようにしてください。
ジップロックで小分けや真空保存も
ジップロックで小分けにして空気に触れさせないことも良い方法です。
一回分ずつに分けてジップロックに入れて、それを冷暗所に保存しておけば、空気に触れずに酸化を防ぐことができます。
最初の手間はかかりますが、酸化防止には良い方法です。
また真空容器に保存することも良い方法です。
開封後は一ヶ月を目安に
ほとんどの製品に開封後の賞味期限として記載がありますが、ドライタイプのドッグフードは開封後一ヶ月を目安に使い切るようにしてください。
ジッパーをしっかり閉めた上での期間と考えてください。
空気にさらされていれば、もっと早く酸化が進みます。
コストを考えて格安大袋を買う方の場合は、前述のように小分け保存や真空容器に保存されたほうがいいでしょう。
その場合でも一ヶ月が基本なので、それ以上になる大袋は避けることをおすすめします。
まとめ
ドッグフードの保存には冷暗所で空気にさらさないことが基本となります。
ただし冷蔵庫や冷凍庫はドライフードにはおすすめできません。
小分けや真空容器は良い方法です。
グッズを使う方法は当サイト別記事の『ドッグフードの保存容器ランキング!安全でおしゃれなストッカーなど』を参考になさってください。
酸化したドッグフードを長く食べさせることで、犬の重篤(じゅうとく)な病気を引き起こす場合もあるため、正しい保管方法で酸化を防ぎ、早く使い切るように気をつけてくださいね。