【不安な成分も】マルチバランスドッグフードの口コミ評判と安全性

(出典：amazon）

マルチバランスドッグフードは国内産の原材料を使用し、健康食品に使われる栄養成分などが配合されている総合栄養食ドッグフードです。

100ｇの小分けが便利そうな国産ドッグフードですが、安全性や口コミ評判も気になりますね。

マルチバランス成犬用の安全性を評価しながら良い点や悪い点、口コミ評判をチェックしたいと思います

あみちゃん

子犬くん

どんな材料が使われているかのチェックが大事だよね！

マルチバランスドッグフードには以下のラインナップがあります。

・幼犬用

・成犬用

・ダイエット用

・シニア用

マルチバランスドッグフードの成犬用を原材料や成分をチェックしながら、実際に使われた人の口コミを探してみます。

目次（ジャンプできます）

当サイトでのランク

マルチバランスドッグフードは当サイトでＤランクのドッグフードです。

⇒【S～Eランク】ランク別ドッグフードの一覧

⇒ドッグフードを適当に選んでいるならコレだけは読んで欲しい

口コミや総合評価については以下を参考にしてください。

マルチバランスドッグフードを実際に買った人の口コミと評判

良い口コミ

よく食べて便もいい感じ
小粒なので食べやすそう
少量パックで新鮮なのが安心
よく食べて健康状態もいい
個別包装が安心
小袋なので少食の愛犬にも使い続けられる
値段は高いけれど国産なので安心
便も少なく臭くない
国産で安心できる内容のものを与えたい

悪い口コミ

飽きてしまった
値段が高い

口コミがほとんど見つからないドッグフードですが、口コミ評判は良いドッグフードです。

小分けであることが好評で、国産であることに強い安心感があるようです。

ただ国産というだけで本当に安心かどうか、やはり原材料をしっかり確認することが大事ではないでしょうか。

まず便が少ないという良い口コミがあります。

これが良い状態で便が減ったのなら、喜ばしいことです。

ところがこのマルチバランスドッグフードには、強制的に便を固めて減らし、便秘状態にするビートパルプという成分が入っているのです。

これが影響している可能性はゼロではありません。

また便が良い感じになったという口コミに関しても、もし増えて快便になったと感じられているのなら、場合によっては穀物で消化不良を起こしている可能性もあるのです。

こういったことを後述していますので参考になさってください。

クロレラやコエンザイムＱ10などの成分が入っているドッグフードですが、良いものを多く入れるよりも良くないものを除去するほうが、より良いドッグフードになっていくのではないでしょうか。

良くないものがなければ自然にドッグフードの質は上がると思います。

マルチバランスドッグフードのおすすめポイント３つ

健康的な成分が配合

マルチバランスドッグフードには人の健康食品などに入っている、健康的な成分が配合されています。

オリゴ糖や乳酸菌、グルコサミンは他のドッグフードにもよく見られる成分ですが、マルチバランスドッグフードにはクロレラとコエンザイムＱ１０も配合されています。

クロレラやコエンザイムＱ１０をご自身で使われている飼い主さんもいらっしゃるでしょうから、興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

愛犬の健康向上を考えて作られたという感じがするドッグフードですね。

無添加ドッグフード

マルチバランスドッグフードは無添加ドッグフードです。

香料、着色料、人工保存料などは入っていません。

酸化防止剤は天然のローズマリー抽出物が使われています。

ドッグフードの中には発がん性の危険を指摘されている人工保存料が使われているものがありますが、マルチバランスドッグフードにはそういった保存料も使われていません。

添加物にアレルギーを起こす犬もいるので、無添加ドッグフードは安心です。

100ｇずつの小分け

マルチバランスドッグフードは100gずつの小分けフードです。

大型犬などは一食でなくなってしまう量ですが、酸化の面を考えれば小分けは安心です。

開封後にすぐに使い切ってしまえることや、旅行などの持ち運びに便利であることで、小分けドッグフードは人気があります。

マルチバランスドッグフードの気になる点４つ

メインの原料は小麦粉で数種の穀物

主原料で最初に記載されているのは小麦全粒粉です。

ドッグフードの原材料で、小麦とトウモロコシはアレルギーを起こしやすい穀物として避けられますが、その小麦粉が一番最初に書かれている、第一主原料となっています。

トウモロコシを挽いた結果に出る皮や胚芽であるホミニーフィードもあり、トウモロコシ属性の穀物も配合されていることになります。

中白糠や脱脂米糠も入っているので、穀物が４種入っている決して少なくはないドッグフードです。

穀物はアレルギーを起こしやすいという問題だけではなく、犬が穀物を消化する力が弱いということもあります。

そのため未消化の穀物は大量の便として排出され、便の量や回数が数倍になる犬もいます。

ひどくなると嘔吐や下痢を起こすこともあります。

穀物の入ったフードを食べて、快便になったと感じることがありますが、たいていは消化不良です。

あまりに便の量や回数が倍増したときには、フードを持って受診をおすすめします。

ミールやパウダーが入っている

チキンミールとチキンパウダーの記載があります。

〇〇ミールや〇〇パウダーは一般的には副産物として多くの飼い主さんから敬遠されます。

どんな死因の死体のどの部分をどのように製造加工されたか分からないからです。

マルチバランスドッグフードにはミールやパウダー、オイル以外に動物性素材が入っていません。

良質の動物性タンパク質は摂取できないと考えたほうがいいでしょう。

便を減らして固めるビートパルプ使用

原材料の中にビートパルプが入っています。

ビートパルプはサトウダイコンの搾りかすです。

甘味料や食物繊維、野菜類として入れているドッグフードが多いのですが、栄養分はほとんど期待できません。

むしろビートパルプは犬の便をコロコロに固めて便秘状態にしてしまう作用があります。

こういったフードを食べると便が減って硬くなり、処理がしやすくなったと喜ぶ飼い主さんが多く、また便の調子がよくなったと思われがちです。

ただ病気が潜んでいて軟便や下痢を起こしている犬が、ビートパルプで強引に便を固められてしまうことがあるのが危険なケースです。

病気を突き止めず、治療をしないままに軟便や下痢だけが強制的に止まってしまい、病気が進行する可能性もあるからです。

軟便や下痢はビートパルプ入りのドッグフードで「治癒」はしません。

こういった症状は必ず獣医さんの治療を受けてください。

またビートパルプは製造過程で薬剤を使っています。

最終的に薬剤は除去されているといわれていますが、完全に除去されているかどうかを確認できないのが実際のところです。

魚は何を使っているのか

フィッシュオイルや魚肉抽出物などが原材料に入っています。

これがどういう魚から作られているものか、種類が分かりません。

少しでも動物性素材が入っているのならいいのですが、オイルや抽出物なので、良い栄養分はまず望めない上に、種類が分からない不安があります。

多くの魚の寄せ集めで「抽出物」になっている場合、一種でも魚アレルギーを持つ犬には、その種類を知った上で与えることが必要になります。

オイルも同様です。

どの原材料もどんな素材から作られているか、必ず記載されていなければ、犬に安心して与えることはできません。

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マルチバランスドッグフードの原材料と成分から安全性を徹底評価

総合評価チャート

（肉の含有量は記載がないので肉量を３にしています。）

マルチバランスドッグフードの成分分析と評価

気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は気になるものはないという意味です。

小麦全粒粉、チキンミール、中白糠、脱脂大豆、ビーフオイル、ビートパルプ、ホミニーフィード、フィッシュオイル、チキンパウダー、イソオリゴ糖、魚肉抽出物、β-グルカン、脱脂米糠、クロレラ、Ｎ-アセチルグルコサミン、有胞子性乳酸菌、コエンザイムQ10、ミネラル類（カリウム、ナトリウム、塩素、銅、亜鉛、ヨウ素）、ビタミン類（A、D、E、B1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、コリン、イノシトール）、酸化防止剤（ローズマリー抽出物）

総得点	79点
4D（副産物）	添加
人工着色料	無添加
人工保存料	無添加
穀物	４種添加
人工添加物	無添加
塩・砂糖	無添加
酸化防止剤	◎（ローズマリー抽出物）
ライフステージ	１歳～６歳
メイン食材	小麦粉、チキンミール
参考価格	247円/100g
原産国	日本
カロリー	310kcal／100g

	満点	減点数	個数	得点
4D,動物性油脂	25	5	2	15
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号	25	5	0	25
保存料（ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン）	15	3	0	15
甘味料（ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ,キシロース）	15	3	1	12
穀物（米、小麦、大麦、トウモロコシなど）	10	2	4	2
食塩,砂糖，pH調整剤	10	2	0	10
総得点	ー			79