PIYOドッグフードの成分から安全性を評価(現在販売休止中)

(出典:楽天

PIYOという国産ドッグフードは、有機栽培の材料から作られている、99%オーガニック認定のフードです。

現在は入手困難となっているPIYOですが、その成分から安全性を分析、評価していきたいと思います。

PIYOドッグフードの当サイトでのランク

PIYOドッグフードは当サイトでAランクのドッグフードです。

⇒【S~Eランク】ランク別ドッグフードの一覧


⇒ドッグフードを適当に選んでいるならコレだけは読んで欲しい

口コミや総合評価については以下を参考にしてください。

PIYOの成分から安全性を徹底評価

【総合評価チャート】

肉の含有量が不明のため肉量を3にしてあります。

PIYOドッグフードの成分分析と得点評価

気になるものは赤字で書いています。

鶏肉(鶏肉ミンチ・肝臓・心臓・砂肝)、全粒小麦とうもろこし、ひまわりの種、ローズマリー抽出物

 

4D(副産物) 無添加
人工着色料 無添加
人工保存料 無添加
穀物 2種
人工添加物 無添加
塩・砂糖 無添加
酸化防止剤 ◎(ローズマリー抽出物)
ライフステージ 生後2ヶ月~
メイン食材 チキン
参考価格 2,499円/0.5kg
原産国 日本
カロリー 398kcal/100g

 

満点 減点数 個数 得点
4D,動物性油脂 25 5 0 25
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 25 5 0 25
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル,エトキシキン) 15 3 0 15
甘味料(ソルビトール、ビートバルブ、グリシリジン・アンモニエート、コーンシロップ) 15 3 0 15
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシ) 10 2 2 6
食塩,砂糖 10 2 0 10
総得点 96

総得点:96点
(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)

犬に不安な添加物などが入っていません。

穀物が入っているのが惜しいところです。

栄養成分

タンパク質 19.7%
粗脂肪分 5.1%
粗灰分 2.0%
繊維 2.0%
水分 6.0%

 

一日あたりの価格評価

成犬を参考とします

スクロールバーが出ている場合は横にスクロールできます⇒

給与量の目安と一日当たりの単価
体重 1kg 2kg 3kg 5kg 10kg
給与量(/1日) 40g 50g 60g 80g 135g
価格
(/1日)
200円 250円 300円 400円 675円

 

PIYOのおすすめポイント2つ

国産オーガニックで質が良い原材料

PIYOの原材料には、有機JAS認定の素材が使われています。

ローズマリー抽出物以外、材料の99%がオーガニックということで、犬に食べさせるには非常に安心といえるでしょう。

粗悪な材料を使っているドッグフードに比べると、かなり質の良いドッグフードであると考えられます。

国産にこだわる人にも安心できるドッグフードです。

 

添加物が入っていないので安心

PIYOには人工着色料や保存料などが、一切加えられていない無添加です。

酸化防止剤は天然のローズマリー抽出物が使われており、安全です。

香料なども使われていません。

添加物でアレルギーを引き起こす犬には安心です。

人工添加物の中には発がん性物質を含むものもあります。

こういった添加物が除去されていることは、とても安心ですね。

 

PIYOの気になる点3つ

穀物が多いと感じられる

PIYOには小麦トウモロコシという2種の穀物が入っていて、グレインフリーではないのが残念な点です。

原材料が全体的に少なく、シンプルなドッグフードなので、その中に穀物が2種入っていると、その割合が多いと感じられます。

肉類の割合が明記されていないので、原材料全体に占める穀物の割合は比較的高くなってしまうのではないでしょうか。

特にアレルギーを起こしやすい種類の穀物が入っているので、今まで穀物のフードを食べたことがない犬には、気を付けてフードを切り替えることが必要でしょう。

 

タンパク質や脂肪が低め

PIYOは成犬用でタンパク質が20%を切っています。

30%近いか超えることが理想のタンパク質が低すぎると感じます。

また脂肪も5%台とかなり低めです。

低脂肪はいいことですが、低すぎると必要な脂肪を摂取することができません。

栄養成分が少し足りないのでは、という気がします。

総合栄養食ではないと公式に明記されているからかと思われますが、そうすると後述の価格が気になります。

 

価格が高いと感じる

オーガニックドッグフードということで、やはり高価です。

内容量が500gとあまり多くないのですが、2kgの成犬に一日50gが目安となっているので、10日でなくなってしまいます。

そして成犬用500gの価格は2,499円です。

2kgの超小型犬の成犬で、一ヶ月に約7,500円かかる計算になります。

総合栄養食ではないとすると、高く感じます。

オーガニックで完全無添加はポイントが高いものの、穀物が半分を占めていることで、コスパ面に少し迷いを感じるところです。

 

まとめ

現在販売休止中で入手は難しいPIYOは、口コミもほぼ見当たりませんでした。

「オーガニックなので買った」という声と「高い」という声が見られたのみで使用したことでの評判や感想が見られません。

有機栽培で質の良い材料を使っているのに、穀物が使われているのが残念です。

タンパク質や脂質がそのために低いとすれば、さらに残念です。

肉類アレルギー用に野菜を中心としたフードが出されているのですから、穀物アレルギーを考慮してグレインフリーが作られれば、かなり高品質のフードが出来上がるのではないでしょうか。