ネルソンズには良い評価が目立ちますが、良くない評価も見られて、愛犬に合うかどうか少し迷ってしまいますね。
ネルソンズドッグフードとはどんなフードでしょうか?
あみちゃん
子犬くん
原材料や成分を分析しながら安全性を評価していきます。
また実際に使った人の口コミを挙げていきます!
目次(ジャンプできます)
ネルソンズドッグフードを愛犬2匹に試した感想
ネルソンズは「カナガン」や「モグワン」を出している株式会社レティシアンが、輸入販売代行を行っています。
原産国はペットフードに大変厳しいイギリスなので、この点は安心ですね。
我が家の愛犬2匹にもネルソンズを食べさせてみることにしました。
パッケージが透明で残量や様子が分かりやすい
ネルソンズのパッケージは透明です。
中身が見えないパッケージに慣れているので、これは新鮮です。
底のほうでつぶれて粉々になっているフードの状態も見えますし、何より残量がはっきりわかります。
開封するとジッパーで留めておくことができます。
給餌量の表示が細かくて親切
給餌量は体重2kgから40kgまで細かく区切って書いてあります。
目安量であり、太り気味の犬や痩せ気味の犬にはどの程度減らせばいいかをパーセントで書いてくれてもいます。
フードを切り替えるときには量が分かりづらいので、ここまで詳細に記載されているのはありがたく感じますね。
匂いは普通、粒は三角形で大き過ぎず小さ過ぎずのネルソンズ
開封すると特に嫌な匂いではなく、ドッグフードらしい匂いがしました。
原材料臭も強くなく、香料が入っている化学的な臭みもありません。
手に乗せても特にべたつくことはなく、ボロボロ崩れる様子もありません。
粒は珍しい三角形をしていて、底辺が1cmを少し超える程度です。
厚みは5mm程度です。
小さすぎず大きすぎずという粒の大きさですが、三角形の角が喉にひっかかる心配はないのか、それが少し気にかかりました。
シニア犬まで興奮しての食いつき!2匹とも完食!
今回は子犬からシニアまでのオールステージではなく、生後7ヶ月から7歳までの成犬を対象にしたドッグフードであるネルソンズを、我が家の愛犬に試してみました。
ただし我が家の犬はトイプードルは5歳9ヶ月という成犬ですが、ミニチュアダックスは12歳9ヶ月というシニア犬です。
対象となるのはトイプードルだけですが、成犬用をシニアに食べさせてはいけないということではないので、食いつきがよくモニターにふさわしいミニチュアダックスにも与えてみました。
肥満と高齢のためミニチュアダックスには量を計算して、減らすことにしました。
まず先住犬のミニチュアダックスに与えます。
シニアのミニチュアダックスがすごい食いつきようでした。
7歳下の成犬のトイプードルより歯の状態はいいのですが、ちゃんと噛んでいるのか猛スピードで怖いほどです。
完食したあとはどこかに落ちていないか、パッケージをどこに隠しているのか、と鼻をくんくんさせて探し回ります。
次は成犬トイプードルです。
里子である犬ですが、前の飼い主さんからどんなドッグフードを食べさせていたか教えてもらうのをうっかり忘れたせいか、食べる量が少ない犬です。
我が家で穀物どっさりのドッグフードを使っていたのが気に入らなかったのかもしれません。
こちらの小食犬も喜んで食いつき、欲しがって背後で暴れるミニチュアダックスをしり目にリズミカルに食べ、完食しました。
しかもまだ欲しそうにしています。
この犬にはもう少し量を与えてよかったのですが、完食することがほとんどないので、量を控えめにしたのです。
ネルソンズならこの犬も喜んで食べてくれる事が分かりました。
他のドッグフードと並べて比較してみました
三角形で極小粒とは言い切れないネルソンズですが、他のドッグフードと大きさや形を比べてみました。
左上がネルソンズ、右上がカナガン、下が通販で買っていた穀物と酸化防止剤入りドッグフードです。
ネルソンズが大きくて食べにくいのではと思ったのですが、比べてみるとカナガンとそう大きな違いはありません。
目につくのは今まで通販で買っていたフードとの色の違いです。
ネルソンズやカナガンは自然な原料の色が出ていますが、家で死蔵中のドッグフードには着色料は入っていないのに、何か不自然な色がにじみ出ています。
穀物や酸化防止剤のせいなのか、肉より穀物の含有量が多いせいなのか、どちらかは不明です。
ただ肉量の多いネルソンズなどを犬たちが喜んで食べているのは確かです。
特に成犬トイプードルのために時折使ってみたいネルソンズ
成犬もシニア犬も大変気に入ったネルソンズですが、シニア犬用ではないのでガリガリに痩せている成犬トイプードルに特に、時折使ってみたいと考えています。
何故時折かというとオールステージではないからです。
オールステージを給餌量で調節できるほうが、お互いの食べているものが気になる我が家の2匹には面倒さがありません。
ただネルソンズの栄養素は、給餌量を調節すればシニア犬に十分対応できます。
いつもそれをしていると肥満の原因になるほど脂肪分が高いので、時折でいいとは思っています。
ネルソンズは、シニアミニチュアダックスにも給餌量を調節しての楽しみにしておきたいと思います。
ネルソンズの成分から安全性を徹底評価
【総合評価チャート】
ネルソンズドッグフードの成分分析と評価
気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は、気になるものは無いという意味です。
乾燥チキン(28%)、チキン生肉(20%)、サツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆、鶏油、バターナッツスカッシュ、チキングレービー、サーモンオイル、エンドウ豆繊維、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸銅(II)五水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸亜鉛一水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、海藻パウダー、グルコサミン、クランベリーエキス、コンドロイチン、ニンジン、グリーンピース、カボチャ、リンゴ、ナシ、ブロッコリー、パースニップ、ペパーミント、パセリ、フェンネル、マリーゴールド、ショウガ、ブドウ種子、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
総得点 | 100点 |
4D(副産物) | 無添加 |
人工着色料 | 無添加 |
人工保存料 | 無添加 |
穀物 | 無添加 |
人工添加物 | 無添加 |
塩・砂糖 | 無添加 |
酸化防止剤 | ◎(ビタミンE) |
ライフステージ | 生後7ヶ月~7歳 |
メイン食材 | チキン |
参考価格 | 3,960円/2.0kg |
原産国 | イギリス |
カロリー | 362kcal/100g |
満点 | 減点数 | 個数 | 得点 | |
4D,動物性油脂 | 25 | 5 | 0 | 25 |
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 | 25 | 5 | 0 | 25 |
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン) | 15 | 3 | 0 | 15 |
甘味料(ソルビトール、ビートバルブ、コーンシロップ、グリシジン・アンモニエート) | 15 | 3 | 0 | 15 |
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシ) | 10 | 2 | 0 | 10 |
食塩,砂糖 | 10 | 2 | 0 | 10 |
総得点 | ー | 100 |
総得点:100点
(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)
添加物など不安な物質が含まれていません。
原材料に穀物もなく副産物も含まず、高得点のドッグフードです。
栄養成分
タンパク質 | 30.0% |
粗脂肪分 | 15.0% |
粗灰分 | 7.5% |
繊維 | 2.5% |
水分 | 8.0% |
カルシウム | 2.20% |
リン | 0.90% |
オメガ6 | 2.2% |
オメガ3 | 0.24% |
マグネシウム | 0.08% |
ナトリウム | 0.18% |
カリウム | 0.50% |
一日あたりの価格評価
成犬を参考とします
スクロールバーが出ている場合は横にスクロールできます⇒
給与量の目安と一日当たりの単価 | ||||||||||
体重 | 2kg | 4kg | 6kg | 8kg | 10kg | 14kg | 18kg | 25kg | 30kg | 40kg |
給与量(/1日) | 55g | 90g | 120g | 150g | 175g | 230g | 275g | 355g | 405g | 505g |
価格 (/1日) |
109円 | 178円 | 238円 | 297円 | 347円 | 455円 | 545円 | 703円 | 802円 | 1000円 |
ネルソンズのおすすめポイント3つ
タンパク質や脂肪など犬の体を作る栄養素が豊富
ネルソンズには30%のタンパク質が含まれています。
脂肪分も15%と高く、犬のしっかりした健康な体を作るための栄養素が豊富に含まれています。
特にネルソンズを食べる成犬期は運動量が多く、活発な時期です。
この時期に犬の体を作り上げるためのタンパク質などをしっかり摂取しておくことはとても大切です。
ネルソンズは成犬期に相応しいドッグフードといえるでしょう。
グレインフリーで無添加の安全ドッグフード
ネルソンズには穀物が含まれていません。
肉食の犬には穀物は必要ではありませんが、安いドッグフードはかさを増すために多くの穀物が使われています。
そのためアレルギーのや消化不良の原因になりがちです。
ネルソンズは犬に不要な穀物をカットしたグレインフリーです。
保存料や着色料、香料といった不安物質も入っていません。
「〇〇ミール」と呼ばれる副産物も一切入っていません。
愛犬に食べさせるにあたって安全とされているレベルの、無添加ドッグフードです。
品質管理に厳しい製造方法
ネルソンズは注文を受けてから製造されます。
つまり製造した無添加ドッグフードが倉庫に長期間眠っていたということではないのです。
また品質管理に非常に厳しく、異物混入などをすべてモニタリングしながらの製造です。
厳しい製造審査をクリアした作られたばかりの新鮮な無添加ドッグフードが手元に届くということなので、とても安心できるのです。
ネルソンズの気になる点
チキンとジャガイモアレルギーの犬は注意が必要!
ネルソンズには主原料にチキンが使われています。
チキンは犬がとても喜ぶ肉ですが、意外にアレルギーを起こしやすい材料でもあります。
また原材料の中にあるジャガイモにも注意が必要な犬がいます。
ジャガイモでアレルギーを起こす犬もいます。
透明な袋で光が入るのが気になる
パッケージが透明で中身の状態が分かるのはとても便利です。
ただその分光が入ってしまうので、ドッグフードの劣化を進めてしまいます。
しっかり密封して冷暗所に置くことを徹底しなければならないため、保管に気をつける必要があります。
ジッパーはついていますが、やや弱い感じですぐに開いてしまうのも少し気になります。
空気に触れて光に当たることを考えると、早々に犬に食べさせなければならなくなります。
パッケージは半透明程度ならありがたいかもしれません。
ヒューマングレードとは明記されていない
ネルソンズの原材料は人が食べられるランクのヒューマングレードとは明記されていません。
レティシアンから出ている、カナガンやモグワンはヒューマングレードであるために、これが明記されていないのは、原材料の質が少々落ちるということでしょうか。
副産物や添加物を使っていないので安心といえますが、原材料の品質レベルがどの程度かが公式で明記されていないことは少々気にかかります。
ネルソンズを与えた人の口コミと評判
【良い口コミ】
毛並みが良くなった
下痢が治った
よく食べた
【悪い口コミ】
全然食べてくれない
混ぜて与えたらネルソンズだけ残した
良い口コミでは体調に良い変化が表れたというものが見られます。
毛並みや腸内環境、関節を意識したドッグフードであるからかもしれません。
反対に悪い口コミでは全く食べなかったという犬が多いですね。
元々使っていたドッグフードに混ぜると、ネルソンズだけ残してしまったという声もあります。
上のほうでグラフになっているコスパをあまり高得点にしていないのは、全く食べないことで最初の1~2度でそのままやめてしまう人が少なくないことが理由です。
決して高価すぎるドッグフードではないのですが、犬が全然食べないことで無駄になってしまうケースが目立つようですね。
まとめ
ネルソンズはチキンをベースに作られた、品質管理の厳しいイギリスから輸入のドッグフードです。
腸内環境や足腰のサポート、毛並みの改善などを意識して作られており、多くの犬が健康を取り戻したという口コミが目立ち、比較的好評です。
一方で食べない犬は他のフードと混ぜても、ネルソンズだけ選ぶように残してしまうという声もあります。
そう高価なドッグフードではないのですが、見向きもしてくれないともったいなく感じますね。
7ヶ月から7歳までとなっていますが、給餌量を計算して減らすことでシニア犬にも食べさせられます。
その点優れたドッグフードといえます。
注意点はチキンとジャガイモアレルギーの有無です。
この材料を今まで使ったことがない場合は、少量からネルソンズに切り替えて、アレルギーを起こさないか観察してくださるようおすすめいたします。