(出典:amazon)
シュプレモは自然素材にこだわるニュートロから出ているドッグフードの中でも最高品質といわれていますが、2017年後半以降に、副産物ではないとされるもののミールが多く加えられています。
パッケージには新鮮な原材料のイラストがあり、犬の大きさや年齢に応じたラインナップが揃っているシュプレモは評判が良いドッグフードですが、良い点ばかりでしょうか?ミール添加を含めて悪い点はないのでしょうか?
原材料の安全性や口コミが気になるドッグフードです。
あみちゃん
子犬くん
シュプレモドッグフードには以下のラインナップがあります。
・中型犬~大型犬子犬用
・超小型犬成犬用
・小型犬成犬用
・超小型犬エイジングケア
・超小型犬~小型犬体重管理用
・中型犬~大型犬成犬用
・中型犬~大型犬エイジングケア
・中型犬~大型犬体重管理用
人気がある小型犬成犬用の原材料や成分から安全性を評価しながら、口コミ評判を探していきます。
目次(ジャンプできます)
当サイトでのランク
シュプレモドッグフードは当サイトでCランクのドッグフードです。
口コミや総合評価については以下を参考にしてください。
シュプレモドッグフードを実際に買った人の口コミと評判
良い口コミ
- 飽きずによく食べてくれるのでずっと続けたい
- この品質でこの価格ならいうことなし
- 嫌な物が入っていないのに安くて食いつきがいい
- よく食べてくれるし体に悪いものがあまり入っていない
- 犬の体臭があまり気にならない
- 毛並みが信じられないぐらいよくなった
- 価格、食いつき、便の硬さがいい
- 何よりウンチが少ないからいい
悪い口コミ
- 小型犬には粒が大きくて食べにくそう
- 何回か吐いてしまったのでうちの子には合わなかった
- もう少し値段が安くなると嬉しい
- 2キロのポメラニアンには粒が大きくて食べにくそう
- 公式ホームページにチキンとあるのに全てミールになっているが最初からミールじゃないのか
- 開封したときにたばこの匂いが強かった
- 超小型犬用でも粒が大きい
- 便臭が強い点が気になる
- 目やにの量が増えた気が
- 全く食べてくれず、開けた途端逃げだす始末
- これを食べると必ずお腹の調子が悪くなり、下してしまう
- 胃腸の弱い子は駄目かも?うちの子は必ず吐く
- 涙やけがひどくなり、口元も茶色に
- 嘔吐するとこのフードだけが未消化で出てくる
- 一頭が血が出るほどの下痢と嘔吐、治りかけた頃もう一頭も下痢
- 酸化防止剤、ビートパルプ、鶏脂などのひどい原材料
- ニュートロシリーズの中では最低
気に入って使っている飼い主さんからは、食いつきや便の硬さや少なさに関する評判が良いようです。
便の硬さや減り具合が便の凝固剤同様であるビートパルプによるものではなければいいのですが、それが少し気になります。
便が少なくなったという口コミはビートパルプが入っているドッグフードで、必ず目立つ良い口コミ評判なのです。
評判が良いドッグフードであるにも関わらず、お腹を壊して嘔吐や下痢を起こしてしまうワンちゃんが多いですね。
どの原料や成分が原因かはそれぞれかと思いますが、胃腸が弱い犬には合わないフードかもしれないですね。
犬には合わない穀物が4種類と少なくはないので、それで消化不良を起こしていることも考えられます。
ビートパルプや胃腸障害と穀物の関係については、後述していますので参考になさってください。
原材料の質をしっかりチェックしている方には、その点ではあまり評判がよくないドッグフードです。
ニュートロシュプレモドッグフードのおすすめポイント3つ
動物性タンパク源の原料
シュプレモドッグフードの原料は、チキン生肉が第一主原料に使われています。
このチキンは自然飼育されていた良質の素材です。
またカルニチンを多く含んだラムと、DHAやEPAを豊富に含んだサーモンが組み合わせてあります。
シュプレモはホリスティック・ブレンドという製法を使っています。
最適な組み合わせの素材を入れることにより、栄養素による相互作用を引き出します。
組み合わせを考えた素材が多く入っているということですね。
野菜や果実が入っている
シュプレモドッグフードには、新鮮な野菜や果実が入っています。
抗酸化成分があるといわれているベリー類やザクロも含まれています。
多くの野菜や果実が入っていることで、ビタミンやミネラルを食材から自然に摂取する割合が多くなります。
不足分は添加されていますが、食材が乏しいために全てをサプリでまかなっているフードも多い中、シュプレモには栄養素を摂取できる新鮮素材が多く含まれています。
ナチュラルオイル配合
シュプレモドッグフードに使われているオイルは、質の良いナチュラルオイルです。
リノール酸を豊富に含むひまわり油、αーリノレン酸やポリフェノールを多く含む亜麻仁などの良質オイルが配合されています。
こういったオイルは人も好んで使う良質のオイルです。
またドッグフードに入れるオイルは、どのようなオイルかを記載することが望ましく、シュプレモドッグフードのオイルはその内容が全てわかるようになっていることで、製造側が誠実であることが分かります。
ニュートロシュプレモドッグフードの気になる点4つ
4種類の穀物入り
シュプレモはグレインフリーではありません。
アレルギー性は低いのですが4種類の穀物が入っています。
アレルゲンになりやすい小麦やトウモロコシが入っていないので、アレルギーという面では比較的安心です。
小麦やトウモロコシだけにアレルギー反応があるワンちゃんは、アレルギーという側面だけなら、安心して食べることができます。
それでも穀物すべてにアレルギー症状を起こす犬は多いので、入っていないに越したことはないですね。
そして穀物の問題はそれだけではありません。
犬は穀物をうまく消化することができないため、大量の便として排出してしまうことがあります。
便の量や回数が倍増してしまう犬もいます。
便秘が解消されている快調な状態ではないので、注意してください。
これがひどくなると、嘔吐や下痢を起こしてしまうこともあります。
いくつかの動物性素材でアレルギーが起きる場合も
複数の動物性素材が入っているシュプレモは、それだけ高いタンパク質を摂取することができます。
ただ今までにこの中の肉や魚を食べたことがないワンちゃんに、シュプレモを食べさせて万一アレルギーを起こした場合、そのアレルゲンの特定がやや難しくなります。
理想は単一動物性素材で、肉や魚の割合を多くして高タンパクにしているフードです。
単純ですが好き嫌いの問題も出てきます。
肉が大丈夫でも魚の匂いがするために食べない犬もいます。
わざわざミールを加えた理由が不明
以前には記載がなかった「〇〇ミール」が多く加えられています。
乾燥チキンや乾燥ラム肉、乾燥サーモンはすべてミールになりました。
公式では副産物不使用となっているので、クチバシやトサカ、爪や骨などの低品質な部位を使っているわけではないと思っていいでしょう。
けれども、チキンを第一主原料に使っていながら、わざわざ多くのミールを加えた理由がよくわかりません。
肉を使っているとしても、ミールはやはり寄せ集めです。
生肉より質が劣るので、これを加える必要はなかったのではないでしょうか。
口コミでは元々ミールを使っていたのでは、と考えている方もいますが、そう思われても仕方がない内容の変更です。
ビートパルプは便秘の原因に
ビートパルプが入っているドッグフードです。
ビートパルプはサトウダイコンから砂糖を搾り取ったカスで、栄養成分はないと考えてください。
これを「野菜類」としていたり「食物繊維」としているドッグフードもありますが、野菜の栄養もなく食物繊維としての働きもほぼありません。
甘味料やかさ増しに使われることが多いビートパルプですが、この成分は犬の便をコロコロに固めて少なくしてしまいます。
軟便や下痢も固くしてしまうことがあり、お腹の調子が良くなったと間違われることがあります。
軟便や下痢には病気が隠れている場合がありますが、それを見つけられないまま症状だけを抑えてしまうことになります。
ビートパルプが入っているシュプレモで、もしそういうことが起きた場合は、軟便や下痢の根本治療ができたわけではありません。
お腹の治療はまず獣医さんにまかせてください。
ニュートロシュプレモドッグフードの原材料と成分から安全性を徹底評価
総合評価チャート
(肉の含有量は記載がないので肉量を3にしています。)
ニュートロシュプレモドッグフードの成分分析と評価
気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は気になるものはないという意味です。
チキン(肉)、チキンミール、玄米、粗挽き米、米糠、鶏脂*、ラムミール、サーモンミール、タンパク加水分解物、エンドウタンパク、ひまわり油*、亜麻仁、ビートパルプ、オーツ麦、ココナッツ、チアシード、乾燥卵、トマト、ケール、パンプキン、ホウレン草、ブルーベリー、リンゴ、ニンジン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)
*ミックストコフェロールで保存
総得点 | 89点 |
4D(副産物) | 無添加 |
人工着色料 | 無添加 |
人工保存料 | 無添加 |
穀物 | 4種添加 |
人工添加物 | 無添加 |
塩・砂糖 | 無添加 |
酸化防止剤 | ◎(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) |
ライフステージ | 1歳~6歳 |
メイン食材 | チキン |
参考価格 | 4,067円/4kg |
原産国 | アメリカ |
カロリー | 360kcal/100g |
満点 | 減点数 | 個数 | 得点 | |
4D,動物性油脂 | 25 | 5 | 0 | 25 |
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 | 25 | 5 | 0 | 25 |
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン) | 15 | 3 | 0 | 15 |
甘味料(ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ,キシロース) | 15 | 3 | 1 | 12 |
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシなど) | 10 | 2 | 4 | 2 |
食塩,砂糖,pH調整剤 | 10 | 2 | 0 | 10 |
総得点 | ー | 89 |
総得点:89点
(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)
良い原料を使っている上添加物などもなく安心なドッグフードです。
ただ穀物とビートパルプが入っていることで、減点になりました。
原材料にミールが目立ちますが、公式では副産物不使用と明記されているので、減点はしていません。
栄養成分
タンパク質 | 26.0% |
粗脂肪分 | 15.0% |
粗繊維 | 4.0% |
粗灰分 | 9.0% |
水分 | 10.0% |
一日あたりの価格評価
成犬を参考とします
スマホの場合は横にスクロールできます⇒
給与量の目安と一日当たりの単価 | ||||||||||
体重 | 1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg | 8kg | 9kg | 10kg |
給与量(/1日) | 30g | 45g | 60g | 75g | 90g | 105g | 115g | 125g | 140g | 150g |
価格 (/1日) |
30円 | 46円 | 61円 | 76円 | 91円 | 107円 | 117円 | 127円 | 142円 | 152円 |
まとめ
ニュートロシュプレモドッグフードは素材を最適の組み合わせで配合することで、栄養素を十分に引き出す方法をとっています。
良い肉や魚を使っていることで安心できるシュプレモですが、口コミの中に現物を手にしたら公式サイトとは違って表記がミールになっていたというものがあり、実際にその後公式もミールに変更されました。
もともとミールを使っていて肉表記をしていたのか、ミールに変わってしまったのか、はっきり説明がほしいと感じます。
ビートパルプは気になりますが、それだけの良い肉や魚を使っているのなら、一度食べさせてみたいと思わないでもなかったので、本当に現在の中身がミールならそれはパスしたいと思っています。
安価ではありませんが、高すぎるフードでもありません。
しっかりした動物性素材が使われているなら、良質の動物性タンパク質が摂取できる品質で、この価格はそう高いフードではないでしょう。
低アレルギーの穀物はともかく、犬を便秘にしてしまうビートパルプは除去してほしいと思います。
それ以外は比較的良いフードではないでしょうか。
販売会社情報
販売会社 | ニュートロジャパン合同会社 |
住所 | 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 7階 |
電話番号 | 0120-125-850 |