
大切な家族となる犬を迎え入れるにあたり、最初のプレゼントとなるのは、その犬の名前です。
飼い主さんが毎日呼んであげて、愛犬が一生つき合っていく名前ですから、満足できる良い名前を選んであげたいと思いますね。
愛犬にふさわしい名前のつけ方を考えてみましょう。
由来と名前の例を挙げながら、ワンちゃんにどんな名前がふさわしいか、楽しく選んでください。
また犬に名前をつけるにあたって、注意しなけらばならない点にも触れていますので、ご覧くださいね。
目次(ジャンプできます)
- 1 犬の名前の例|こんな由来から
- 2 犬の名前をつけるときはこんなことに注意を
- 3 最高の名前を犬にプレゼントしてしっかり覚えてもらおう
犬の名前の例|こんな由来から
今まで犬につけられた人気の名前と、その由来をご紹介します。
どのような理由で、どんな名前を愛犬につけられているのかご覧になって、参考になさってください。

犬の体格からイメージしてつけた名前
| コロ |
| まめ |
| 小太郎 |
| チビ |
| ボス |
| むく |
| プチ |
| マックス |
犬の色からイメージしてつけた名前
| シロ |
| クロ |
| アカ |
| ミルク |
| モカ |
食べ物や飲み物由来の名前をつける
| モモ |
| チョコ |
| ポテト |
| 小麦 |
| クルミ |
| いちご |
| マロン |
| タルト |
| ライム |
| クッキー |
| もなか |
| ココア |
| あずき |
| バニラ |
| ショコラ |
植物に由来する名前
| 麦 |
| さくら |
| ミント |
| つくし |
| リラ |
| あんず |
| ゆり |
| リリー |
| ローズ |
| はな |
| 四葉 |
| ラン |
| 紅葉 |
アニメのキャラクター由来の名前
| のび太 |
| ルフィ |
| 銀時 |
| コナン |
| チップ |
| ハク |
| アトム |
| ビスケ |
自然や天体由来の名前
| そら(空) |
| 風太 |
| マリン |
| 宙 |
| スカイ |
| シリウス |
| ルナ |
| ムーン |
| 海 |
犬にこうあってほしいという願いを込めた名前
| ラッキー |
| ハッピー |
| ふく |
| 大吉 |
| 大福 |
| 優 |
| ピース |
| ラブ |
| ジョイ |
出会いや誕生の季節や日付にちなんだ名前
| ノエル |
| はる(ハル・春) |
| イブ |
| 小夏 |
| 雪 |
| メイ |
| アキ |
同じ音を繰り返す名前
| ナナ |
| モモ |
| ココ |
| キキ |
| チャチャ |
| ジジ |
| ルル |
| ララ |
| ピピ |
犬の原産国にちなんだ外国語の名前
フランス語
| ノアール(黒) |
| マカロン(お菓子のひとつ) |
| ガトー(ケーキ) |
| ブランシェ(白) |
| ポム(リンゴ) |
| ミミ(可愛い) |
| ベラ(きれい) |
ドイツ語
| リヒト(光) |
| ミーナ(愛) |
| オリヴィア(オリーブの木) |
| レベッカ(女性名のひとつ) |
| アガーテ(立派な) |
スペイン語
| ボニータ(可愛い) |
| ブランカ(白) |
| レオン(ライオン) |
| リンダ(可愛い) |
| エステラ(星) |
| パブロ(小さい) |
イタリア語
| ビアンカ(白) |
| アンジェラ(天使) |
| アリア(メロディ) |
| カリーナ(最愛の) |
| ルチア(優雅な光) |
| ローザ(バラ) |
ハワイ語
| ナル(波) |
| リナ(柔らかい) |
| リノ(輝く) |
| レイ(花輪) |
| コア(勇敢な) |
| レア(幸福) |
ちょっと変わった珍しい名前
| とんこつ |
| 団子 |
| 諭吉 |
| どん兵衛 |
| たんたん |
| わらび |
| おこげ |
男らしさ女らしさを意識した名前
男の子洋風
| レオ |
| ルーク |
| ライト |
| ロイ |
| レオン |
| ハリー |
| リオン |
| ジョン |
| ソル |
| ルディ |
男の子和風
| そら |
| くう |
| ふく |
| まめ |
| こはく |
| ふうた |
| まろ |
| こたろう |
| カイ |
| リュウ |
| こてつ |
男の子漢字
| 虎徹 |
| 福 |
| 小太郎 |
| 茶々丸 |
| 空 |
| 風太 |
| 大吉 |
| 虎太郎 |
| 蓮 |
| 蘭丸 |
| 大和 |
| 陸 |
| 大福 |
| 琥珀 |
| 海 |
| 武蔵 |
女の子洋風
| モカ |
| ノア |
| ココ |
| ベル |
| モコ |
| プリン |
| バニラ |
| ショコラ |
| ルル |
| シェリー |
| メル |
| チャコ |
| ココア |
女の子和風
| はる |
| ひなた |
| ゆめ |
| こころ |
| はな |
| さくら |
| もも |
| あんず |
| マリ |
| すず |
| あさひ |
| ひめ |
| ぼたん |
女の子漢字
| 桃 |
| 春 |
| 日向 |
| 碧 |
| 凛 |
| 心 |
| 小梅 |
| 姫 |
| 花 |
| 和歌 |
| 瑠璃 |
男の子女の子どちらでも使える名前
| ゆず |
| チョコ |
| マロン |
| チロル |
| ルイ |
| クッキー |
| ハッピー |
| ミント |
| マル |
| マロ |
犬の名前をつけるときはこんなことに注意を

つけたい名前がいろいろあって迷ってしまいますが、犬は人間のように音や言葉を多く理解できるわけではありません。
凝った名前が、犬がうまく聞き取れない場合や、飼い主さん自身がスムーズに発音できないということもあるかもしれません。
またあまりに突飛な名前をつけてしまって、ちょっと後悔・・・ということがないように、最初によく考えておくべきですね。
犬の名前をつける上での基本的な注意を解説します。
シンプルで呼びやすい名前がベスト
凝った名前をつけたくなる気持ちもせりあがってくるものですが、あまり長い名前や、飼い主さんでさえ舌を噛みそうな名前は、犬も混乱してしまいます。
ごくシンプルで、呼びやすい名前にすることが大事です。
名前の響きを大切にして、考えてあげてください。
犬は母音は聞き取りやすく子音は聞き取りにくい
犬は聴覚は優れていますが、聞き取りにくい音はあります。
子音は聞き取りにくく、母音は聞き取りやすいという特性を持っています。
ただ母音の中でも「あ・う・お」が聞き取りやすいのに対し、「い・え」は聞き取りにくいので、名前に入れるときには、はっきり呼び掛けてあげるようにしてください。
身近な犬や多頭飼いの他の犬と似た名前にしない
あまり突飛な名前を選ぶのは考え物ですが、接触のある知人がつけている名前と似ていたり同じにしたり、多頭飼いの先住犬と似た名前にしたりすると、犬が混乱してしまいます。
人気ランキングは可愛い名前が多くて参考になるのですが、完全にあてにしてしまうと、ご近所に同じ名前の犬がいっぱいということになる可能性もあるので、ランキング上位から簡単に選ぶだけ、という名づけもちょっと考え物かもしれませんね。
飼い主さんの名字との相性も考えてみる
病院の診察券や、トリミングやドッグランのメンバーズカードには、飼い主さんの名前にワンちゃんの名前がついて、人間の家族のように表記されます。
たとえば山本さんのご家族が、愛犬に太郎くんという名前とつけて動物病院に行くと、カルテにも「山本太郎くん」と記載されるので、受付で、「山本太郎くん」と呼ばれるのです。
名字との相性も少し考えて名前をつけたほうが、違和感がないでしょう。
和名をつけなければならないというのではなく、洋風の名前で全然かまわないんですよ。
ポイントはご自身の名字と合わせて、ちょっと個性的でも違和感のない、おしゃれさを感じる名前にしておくという点でしょうか。
そのほうが家族の一員らしくて、飼い主さんも嬉しく感じられますよ。
人に不快感を与えない常識的な名前を
変わった名前をつけて、他の犬にはない個性を!と考えるのはいいと思います。
ただ、それも常識的な範囲にしておきましょう。
たとえば不吉な文字や汚物を連想させる言葉などが入っている名前を、人前で呼んだら、愛犬も飼い主さんも、居合わせた人にどう思われるでしょうか。
そこにいる人に、可愛い名前の犬として、愛犬を快く可愛がってもらうことができるでしょうか。
暗く不快な印象ではなく、誰の気持ちをも明るくさせる名前のほうがいいですね。
人間ほどではないもののキラキラネームも考えもの
人間のキラキラネームが話題になっていますね。
つけた親御さんには、キラキラネームに対する周囲の感想や意見は通じにくく、満足されていることが多いものです。
人間ほどではないのですが、それを愛犬につけるのも、やはりあまり好ましいとはいえません。
犬の寿命は平均して10年から10数年あります。
長生きする犬は20年生きることもあります。
どんな名前をつけても犬は何も知らずにその名前を呼ばれるたび、その長い生涯の間、喜んで尻尾を振って応えるのです。
一時の遊び心でキラキラネームをつけて、周囲の人に「どうしてそんな名前をつけたの」「可哀そうだよ」と言われて、しばらく経って後悔しても、犬の名前もやはり変えるわけにはいきません。
あまり他の人がギョッとする名前は避けたほうがいいでしょう。
長い名前で愛称をつけるきにも注意が必要
血統書には長い名前がついています。
それをそのままつける飼い主さんもいますね。
また外国語から名前をつけることで、長い名前になることがあります。
呼びにくいので、短縮して読んだり、海外の呼び方にちなんで愛称で呼ぶ方もいます。
この時には、犬に対して本名と愛称をしっかり理解させるようにしてください。
使う愛称は家族でひとつだけと統一して、あれこれ違う呼び方をして犬が混乱しないようにしましょう。
個人的なことで恐縮ですが、我が家に来た里子犬は、二年が経過しても本名に反応が鈍い犬です。
元飼い主さんに連絡を取ってみると、本名よりむしろ2~3個の愛称を使って呼んでいたとのことでした。
犬が混乱して本名を理解していなかったのですね。
こういったことを避けるため、長い名前を短縮したり愛称で呼ぶときには、本名と愛称をどちらも認識させるよう心掛けてください。
最高の名前を犬にプレゼントしてしっかり覚えてもらおう
犬にとっては飼い主さんが自分を呼んでくれる嬉しいかけ声、それが「名前」です。
呼びやすく、犬が聞き取りやすい、一生を通じて「最高の名前をプレゼントできた」と嬉しく思える名前をつけてあげましょう。
犬に自分の名前を覚えてもらうには、犬の目や顔をしっかりみて、はっきりと名前を呼んであげることです。
呼んでいるうちに、自分のことを指している音だと覚えて反応するようになるので、そうしたら大げさに褒めてあげてください。
おやつはフードとの兼ね合いなどで奨励できませんが、最初のうちにこういったしつけのためには、少量のごほうびも良い方法でしょう。
また、名前を呼んで叱るのはやめてください。
飼い主さんが名前を呼ぶことが、あまりに悲しくて怖いことだと思い込んでしまいます。
最初のプレゼントである名前を楽しんで選んでください。
名前を呼ぶと愛犬が喜んで飛んでくるようになる日が、早く来るといいですね。





