（出典：amazon）
ビィ・ナチュラルドッグフードはオーストラリア産の原材料を使用して「安全性・品質・美味しさ」にこだわったというドッグフードです。
それだけこだわりがあると、何も問題がない完璧なドッグフードという印象ですが、実際はどうなのでしょう？
愛犬に食べさせる前に成分や安全性など気になりませんか？
あみちゃん
子犬くん
ビィ・ナチュラルドッグフードには以下のラインナップがあります。
・パピー（幼犬用） 小型犬は離乳から１歳 中・大型犬は離乳から１歳半
・アダルト（成犬用） 小型犬は１歳から６歳 中・大型犬は１歳半から６歳
・シニアライト 高齢犬は７歳～ 肥満犬は１歳～
アダルト（成犬用）の成分と原材料から安全性を評価して、口コミ評判を挙げていきます。
目次（ジャンプできます）
当サイトでのランク
ビィ・ナチュラルドッグフードは当サイトでＢランクのドッグフードです。
口コミや総合評価については以下を参考にしてください。
ビィ・ナチュラルドッグフードを実際に買った人の口コミと評判
良い口コミ
- 食べ残しなしで完食
- 小粒なので喜んで食べている
- 特に悪いところはないと思う
- 喜んでよく食べてくれる
悪い口コミ
- 価格がどんどん上がるのが困る
- 便が柔らかくなった
- よく食べるけど太ってきた
- かなりの軟便になった
犬の食いつきや製品に対する評判は良いフードです。
ただ便が緩くなったという口コミも目につきます。
どのフードにもある口コミですが、何日も続いて治らないならフードが合っていないということなので、やめたほうがいいでしょう。
特にこのドッグフードには穀物が多く入っています。
便が緩むのはそのせいかもしれません。
後述していますので参考になさってください。
ビィ・ナチュラルドッグフードのおすすめポイント３つ
食べやすいよう粒の大きさが分かれている
ビィ・ナチュラルドッグフードの粒は、小粒・中粒・パウダータイプに分かれています。
離乳期や咀嚼能力の弱い犬に向けたパウダータイプが出ているドッグフードは珍しく、小粒でさえ食べにくい犬への配慮を強く感じます。
パウダータイプはお湯でふやかして与えることができるので、成犬でも口内トラブルを起こしているなどでドライを食べにくい犬にも食べられるようになっています。
無添加でヒューマングレード
ビィ・ナチュラルは無添加フードです。
香料や着色料、人工の保存料などは入っていません。
そして原材料の食材は人間が食べられることを基準にしたヒューマングレードです。
酸化防止への強いこだわりがある
ビィ・ナチュラルは無添加で人工保存料も入っていないため、酸化防止剤も天然成分です。
その一方で酸化防止に対する強いこだわりがあります。
低品質の油脂でオイルコーティングすることで酸化が進むため、原材料には必要栄養素のみ良質油脂を使い、早い酸化につながらないようにしています。
またパッケージはアルミ製で、脱酸素剤を入れて酸素を除去しています。
ビィ・ナチュラルドッグフードの気になる点３つ
穀物を多く使用している
無添加の意味では確かな安全性が確認できるビィ・ナチュラルですが、穀物を多く使っているため穀物アレルギーへの配慮が確実とはいえません。
特に強いアレルギー性を持つ穀物である小麦やトウモロコシが使われています。
穀物は犬が消化できない原材料です。
そのため便の量や回数が増えたり、緩んだりすることがあります。
ひどくなると嘔吐や下痢を起こすこともあります。
品質や安全性へのこだわりが、グレインフリーに結び付けられていないことが少し残念です。
パピー用は複数の動物性素材が使われている
パピー用はタンパク質量が多いことで安心ですが、そのためか複数の動物性素材がひとつの製品に使われています。
仔羊、牛、鶏、魚、牛乳、卵が全て一種類の製品に入っているので、もしアレルギーが起きた場合にどれがアレルゲンか特定が難しくなります。
理想は単一の動物性素材を多く含んでタンパク質量を増やすフードです。
ローテーションでこれらの食材をひとつずつ口にしながら慣らすのはいいのですが、一種類のフードで突然複数の肉や魚、卵や乳製品が体内に入ってくることは、特に子犬の間は必ずしも良いことではありません。
シニアライトは穀物が主原料でタンパク質量が低下
シニアライトは穀物が第一主原料です。
そしてタンパク質が18％という低さです。
高齢犬と肥満犬に向けた製品ですが、高齢犬にも高いタンパク質は必要であり、肥満犬が控えなければならないのはタンパク質ではなく脂質とカロリーです。
穀物の割合を増やして大事な栄養価であるタンパク質量を少なくすることにメリットはありません。
またシニアライトには塩が入っているので、塩分に注意してください。
ビィ・ナチュールの原材料と成分から安全性を徹底評価
総合評価チャート
（肉の含有量は記載がないので肉量を３にしています。）
ビィ・ナチュルアダルト（成犬用）の成分分析と評価
気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は気になるものはないという意味です。
鶏、米、全粒小麦、牛脂、蔗糖、ミートエキス（グレービー）、ビール酵母、オート麦、乾燥全乳、トウモロコシ、大豆、キャノーラ油、ブドウ糖、魚油、魚、フラクトオリゴ糖、ユッカ抽出液、酸化防止剤（ミックストコフェロール、ローズマリー抽出液）、ビタミン類（C、E、B3、パントテン酸カルシウム、ビタミンAアセテイト、B1、B6、D、葉酸、K、B12、ビオチン）、ミネラル類（第二リン酸カルシウム、硫酸第一鉄、酸化亜鉛、硫酸銅、セレン、酸化マンガン、ヨウ化カリウム、炭酸コバルト）
| 総得点 | 92点 |
| 4D（副産物） | 無添加 |
| 人工着色料 | 無添加 |
| 人工保存料 | 無添加 |
| 穀物 | 4種添加 |
| 人工添加物 | 無添加 |
| 塩・砂糖 | 無添加 |
| 酸化防止剤 | ◎（ミックストコフェロール、ローズマリー抽出液） |
| ライフステージ | １歳～６歳 |
| メイン食材 | 鶏、米 |
| 参考価格 | 2,592円/1.8kg |
| 原産国 | オーストラリア |
| カロリー | 340kcal／100g |
| 満点 | 減点数 | 個数 | 得点 | |
| 4D,動物性油脂 | 25 | 5 | 0 | 25 |
| 赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 | 25 | 5 | 0 | 25 |
| 保存料（ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン） | 15 | 3 | 0 | 15 |
| 甘味料（ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ） | 15 | 3 | 0 | 15 |
| 穀物（米、小麦、大麦、トウモロコシなど） | 10 | 2 | 4 | 2 |
| 食塩,砂糖 | 10 | 2 | 0 | 10 |
| 総得点 | ー | 92 | ||
総得点：９２点
（↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。）
副産物や添加物などがなく、全体的に良い点数ですが、穀物が少なくありません。
そのため減点になっているのが残念です。
栄養成分
| タンパク質 | 21.0% |
| 粗脂肪分 | 9.0% |
| 粗灰分 | 4.0% |
| 粗繊維 | 5.0% |
| 水分 | 10.0% |
| カルシウム | 1.0% |
| リン | 0.7% |
| オメガ６ | 0.9% |
| オメガ３ | 0.4% |
まとめ
ビィ・ナチュラルドッグフードは品質だけでなく美味しさにもこだわりがあるためか、ワンちゃんの食いつきが良いという評判が多いようです。
安全性や品質、美味しさにこだわりがあるということですが、穀物が多いことは少し残念に感じます。
粒の大きさはかなり小さいため、超小型犬でも食べやすい場合と、それでは小さすぎて飲み込んでしまう場合があるようなので、小粒と中粒のうち合った粒を選ぶように気を付けてくださいね。
噛むことができない間はパウダータイプが利用できる、良心的なドッグフードですね。
穀物の点以外は「こだわり」を押し出す通りに良いドッグフードだと思います。
販売会社情報
| 販売会社 | 株式会社ビィ・ナチュラル |
| 住所 | 大阪府門真市四宮4丁目1番13号 |
| 電話番号 | 072-800-8204 |
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