子犬から成犬に成長した、手持ちがなくなったから、新製品に興味がある、などといういろいろな理由で今まで使っていたドッグフードから別のドッグフードに切り替える機会が出てくると思います。
こういった場合の切り替え方はどうなさっていますか?
ドッグフードの切り替えには、成長に応じての切り替えや全く別の種類に変えてしまうなど、いろいろな切り替えがありますね。
ケースごとに切り替え方や、その注意点を確認しておきましょう。
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ドッグフード切り替え方の基本
ドッグフードの切り替え方は2種類あってどちらも一長一短があります。それを把握したうえで、どちらを選択するかは飼い主の判断によることになります。
少量ずつ切り替える方法(推奨されている)
食べ慣れたドッグフードから別のドッグフードに切り替えるときには、まず今までのドッグフードを8、新しいドッグフードを2の割合で混ぜて、新しいほうを少量から始めることが推奨されています。
あなたの犬に対するアレルギー物質が入っていた場合、この段階で分かりやすくなるからという理由です。
ただ少量から異物を入れることで徐々に体が慣れていく犬がいます。大抵はそれでいいのですが、あとから一気にアレルギーがでるという可能性は否定できません。
このように一長一短があります。
一気に切り替える方法
まったく気にせずに前のフードから一気に切り替える方も少なくありません。
逆にそのほうがトラブルが分かりやすいとも考えられます。
ただアレルギーの症状が強い場合、新しいフードのアレルゲン物質に劇症反応が起きる可能性はあります。
そういった場合はすぐ受診が必要です。
手作り食で毎日原材料が変わる犬もいますし、ドッグフードを短期間で数種類ローテーションする犬もいて、そういった犬は特にトラブルがないため、犬の体質によるというしかありません。
少量からの切り替えをしている方ばかりではなく、一気に切り替えたワンちゃんにすべてトラブルが起きていることはありません。
この点での切り替え方は、最終的には飼い主さんの判断によることになります。
成犬で今までとは別フードに切り替えるとき
新しい製品に切り替えてみたい!原材料を一新
新製品が気になる、誰かにすすめられた、今までの製品が手に入らなくなってしまった場合など、このケースが多いのではないでしょうか。
原材料が今までと全く違うものに変えてしまう場合には、愛犬の体質に合わない可能性があることに注意が必要です。
その場合、新しいドッグフードにアレルギーが起きる可能性がゼロではありません。
肉や魚、もしくは穀物にアレルギーを持つ犬が少なくないからです。
少量サンプルがあれば、それをまず試してみるほうがいいでしょう。
今までのフードに少量ずつ混ぜる方法で始めたほうが無難でしょう。
新しい製品でも原材料は基本的に同じ
一般的に推奨されている方法は、前述のとおり今までのフードを8、新しいフードを2という割合で、少しずつ混ぜて切り替えるやり方です。
新しいフードが嫌いな場合は、この段階で分かります。
犬は食べ慣れないものに意外なほど敏感です。
新しいフードだけ残してしまう犬も多いのです。
ゆっくり慣らしていって、どうしても食べなければ残念ですがあきらめるしかないこともありますね。
また逆もあり、新しいフードが気に入って元のフードを全部残してしまうケースもあります。
この場合アレルギーがなければ、切り替えを早めてもいいでしょう。
子犬で別フードに切り替えるとき
飼い始めた子犬のドッグフードを別製品に切り替えたい
子犬の場合は2~3ヶ月でペットショップやブリーダーさんから迎え入れることが多いと思いますが、この場合にはご自宅に迎え入れてすぐには、子犬にとっては環境が急激に変化したことになります。
これは子犬にかなりストレスがかかっています。
下痢や嘔吐などの体調不良まで起こす場合がある時期です。
世話をしてくれる人がまったく違う人になったことでのショックを表す、「ニューオーナーシンドローム」という言葉があてはまります。
この時期にドッグフードの切り替えはおすすめできません。
前に暮らしていた場所、ショップやブリーダーさんのところで使っていた、食べ慣れたドッグフードを1~2週間は続けて、環境に慣れたころに切り替えを考えてください。
一ヶ月様子を見ても遅くはありません。
急いでフードを切り替えなければならない時期ではありません。
子犬が成長したことでフードを切り替えたい
子犬(パピー)用のドッグフードは基本的に1歳までです。
ただ子犬用が残っているときには、急に成犬用に切り替える必要はなく、子犬用と成犬用を混ぜて食べさせたほうが慣れていきます。
逆に一歳以前にあわてて成犬用を食べさせることはあまり好ましくありません。
子犬用は高いタンパク質などの栄養価を含んでいるので、切り替え時期は慎重に進めてください。
成長ごとに切り替える方法、回数や期間
子犬時代には生後5ヶ月頃までは一日3~4回与えて、それから徐々に減らしていきます。
ドッグフードの内容は子犬用で変化がありません。
ただ今までふやかしていたものを少しずつ水分量を減らして半年頃にはカリカリのドッグフードを与えて大丈夫です。
その後は朝夕2回で、1歳を過ぎる頃を目途に成犬用に切り替えます。
7歳を過ぎるとシニア用に切り替えます。
13歳を過ぎる頃には消化能力や噛む力が落ちてきて、食欲が落ちたり上手に食べられなくなる犬もいます。
この場合はまた一日3~4回に分け、一回の量を減らすという切り替え方をしたほうがいいでしょう。
変化に弱い犬には、こういった切り替え方は1~2週間かけたほうがいいと思います。
また胃腸が弱い犬にも切り替え期間は日数をかけてください。
ドッグフード切り替えで起きやすいトラブルQ&A
ドッグフードを吐いた
新しいドッグフードを急いで食べた場合に、ドッグフードを吐いてしまうことがあります。
消化したものを嘔吐するのではなく、未消化のドッグフードを吐き出す場合は心配いりません。
ただこれを毎回繰り返して全く消化できなかったり、吐いたものに血が混じっていたりするときには、受診してください。
アレルギーが起きたからすぐ違うフードに変えたいけど混ぜなきゃいけない?
元々食べていたドッグフードでアレルギーが起きて、皮膚炎や胃腸症状が強く、獣医さんにフードを変えることをすすめられている場合は、獣医さんの指示に従って切り替えてください。
元々のフードに強いアレルゲン性を持つ原材料や成分があり、症状が強い場合はすぐにやめたほうがいいのですが、切り替えがうまくいかない場合もあります。
アレルゲンを特定して、すぐに別フードに切り替えていいかどうかも含めて相談してください。