(出典:amazon)
カークランドはアメリカの会員制倉庫店コストコから販売されている、コストコオリジナルドッグフードです。
大容量で割安な点が特徴ですが、これから買おうと思っている方の中には良い口コミだけではなく悪い口コミもあることを気にされている方がいるのではないでしょうか。
コストコオリジナルドッグフード、カークランド成犬用ラム・ライス・ベジタブルの成分から安全性を評価しながら口コミを挙げていきます。
あみちゃん
子犬くん
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当サイトでのランク
カークランドドッグフードは当サイトでCランクのドッグフードです。
口コミや総合評価については以下を参考にしてください。
カークランドドッグフードを実際に買った人の口コミと評判
良い口コミ
- 安くて多頭飼いにおすすめ!
- 飽きずによく食べる
- コスパが最高にいい
- 価格を考えると妥当
悪い口コミ
- 毛並みがパサパサしてきたので獣医からフードを変えてはと言われた
- 匂いが臭くて便の量が増えた
- 安くていいけど1匹しかいないから半分の量がほしい
- 小型犬には粒が大きく食べにくそう
- 安いけどうちの犬には肌荒れが起きて合わなかった
- 多頭飼いなので助かるけど肥満気味の1頭は太るので量を減らしている
安くて量が多いことが何より人気ですね。
需要の多くは多頭飼いの方です。
その上で品質に触れた悪い口コミでは、犬の体調に異変があったという声があります。
何らかのアレルギーを起こしている可能性があるので、フードを変えたほうがいいかもしれませんね。
カークランドドッグフードのおすすめポイント3つ
主原料はラム肉使用
カークランドの主原料はラム肉となっています。
チキンや牛肉などにアレルギーを起こしやすい犬でも、比較的安全といえる肉です。
ラム肉は良質なタンパク質を含んだ肉ですが低カロリーという長所を持つので、愛犬の健康を維持しつつ太らせたくないと考えている飼い主さんには良い食材だと思います。
カークランドのメインはこのラム肉が使われていながら、後述のとおり非常に安価です。
大容量で安い
カークランドドッグフードは18.14kgという大容量です。
参考価格として5千円台前半であり、1kgあたり300円少々の計算になります。
これは多頭飼いや大型犬飼育の家庭には大変助かる価格です。
犬を4匹も5匹も飼っている場合や大型犬を飼っている場合、とにかく価格が安いフードであることを優先ということもやむを得なくなります。
大容量で買っておくと頻繁に買いに行く必要がないので便利ですね。
1kgがこれだけの安さであるドッグフードは貴重です。
ビタミンなどの栄養成分が加えられている
カークランドの脂肪分はやや低めでヘルシーフードです。
控え目にしなければならない粗繊維や粗配分も基準値以内に抑えられています。
必要とされるビタミンはA、D、Eなどが添加されていて、オメガ6やオメガ3も含まれています。
またフラックスシード(亜麻仁)も添加されていて、良質のオイルを摂取可能です。
この価格のドッグフードとしては、必要とされる栄養摂取という点で安心できるのではと感じられます。
カークランドドッグフードの気になる点4つ
穀物が多い
玄米を始め、穀物やそれに付随する材料が多いドッグフードです。
つまりグレインフリーではありません。
穀物はアレルギーを起こしやすい犬もいます。
また犬は穀物を消化しにくいため、未消化分を便として排出してしまい、便の量や回数が増えるという原因にもなります。
犬の消化器官に負担をかけやすいので、穀物は入っていないか少ないことが好ましいといえます。
不安な成分が多く入っている
まずラムミールが使われています。
一般に〇〇ミールと呼ばれるものは、動物のどの部分がどう調理されたか分からない低品質の素材、副産物とされています。
せっかく一番手にラムが使われているのに、二番手がラムミールとなれば、ラムのどの部位が使われているかわかりません。
また原材料に調味料が記載されていますが、これが何なのか明記されていません。
食塩も入っていますが、ドッグフードには調味料や食塩は基本的に必要がありません。
サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプも入っているので、これも犬の消化器官に負担をかける可能性があります。
ビートパルプは便を固めてコロコロにするので、一見健康な便になったと思われますが、軟便や下痢の原因が分からないままの便秘を引き起こす可能性があります。
このあたりを見ると、やや不安な物が入っている感じがします。
フィッシュミールの内容は何か?
原材料にフィッシュミールと書かれています。
ミールというだけでも不安を感じますが、なんの魚が使われているかがそもそも書かれていません。
犬の中には特定の魚にアレルギーを起こす犬もいます。
白身魚は大丈夫でも青魚は駄目、または青魚の中でも一種類だけにアレルギーが起きるなど、魚の種類さえわかっていればカークランドを買うことができても、これが明らかでないために、手に取ることができない方がいるでしょう。
原材料はすべて明記が必要です。
天然成分酸化防止剤は意外なデメリットかも
不安な原材料や成分が多い中、酸化防止剤は天然成分が使われています。
これは安心できるといえるのですが、逆パターンも考えられます。
ドッグフードは開封すると酸化が進み始めます。
18kgという大容量で天然成分の酸化防止剤のみのドッグフードは、開封後どのように保存してどれくらいの期間で使えば安全でしょうか?
数匹の多頭飼いや大容量をすぐに食べきってしまう大型犬飼育家庭でなければ、このドッグフードは開封後劣化が進んでしまうのではないでしょうか。
量が多くて安いし当分買わずに済むからと、小型犬一頭しか飼っていないご家庭がこれを買っても、食べ切る頃にはフードの酸化で犬の健康に悪いように思います。
必要な人が限られている、買う人を選ぶドッグフードというところでしょうか。
カークランドドッグフードの原材料と成分から安全性を徹底評価
【総合評価チャート】
カークランドドッグフードの成分分析と評価
気になるものは赤字で書いています。赤字がない場合は、気になるものはないという意味です。
ラム・ラムミール・玄米・米ぬか・米・卵類・精製麦・鶏脂・ビートパルプ・ジャガイモ・フィッシュミール・フラックスシード・調味料・イースト・キビ・えんどう豆・ニンジン・ケルプ・リンゴ・スキムミルク・クランベリーパウダー・塩化カリウム・食塩・塩化コリン・ミネラル類・ビタミン類・ローズマリーエキス・グルコサミン/コンドロイチン・パセリ・チコリールート
総得点 | 80点 |
4D(副産物) | 添加 |
人工着色料 | 無添加 |
人工保存料 | 無添加 |
穀物 | 5種類 |
人工添加物 | 添加 |
塩・砂糖 | 食塩添加 |
酸化防止剤 | ◎(ローズマリーエキス) |
ライフステージ | 1~6歳 |
メイン食材 | ラム |
参考価格 | 5,399円/18.14kg |
原産国 | アメリカ |
カロリー | 394kcal/100g |
満点 | 減点数 | 個数 | 得点 | |
4D,動物性油脂 | 25 | 5 | 1 | 20 |
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号 | 25 | 5 | 0 | 25 |
保存料(ソルビン酸カリウム、BHA、BHT、プロピレングリコール、亜硝酸ナトリウム、没食子酸プロピル、エトキシキン) | 15 | 3 | 0 | 15 |
甘味料(ソルビトール、グリシジン・アンモニエート、ビートバルブ、コーンシロップ) | 15 | 3 | 1 | 12 |
穀物(米、小麦、大麦、トウモロコシなど) | 10 | 2 | 5 | 0 |
食塩,砂糖 | 10 | 2 | 1 | 8 |
総得点 | ー | 80 |
総得点:80点
(↑この点数は成分の安全性のみの評価点です。たんぱく質量などを含めた総合評価は上のレーダーチャートをご確認ください。)
副産物や穀物が目立ちます。
食塩も含まれており、内容不明の調味料も入っています。
人工的な保存料や着色料は入っていませんが、各項目で減点され低めの点数となっています。
栄養成分
タンパク質 | 23.0% |
粗脂肪分 | 14.0% |
粗繊維 | 4.0% |
粗灰分 | 7.5% |
水分 | 10.0% |
オメガ6 | 2.2% |
オメガ3 | 0.4% |
まとめ
カークランドドッグフードは大容量の格安ということで、多頭飼いのご家庭に人気があります。
この価格でこの品質なら、という声が多いようです。
大変良い品質とはいいがたい原材料などが多く入っていますが、健康面で問題がない犬なら一日当たりのコストが安いに越したことはありません。
ただ塩や内容不明の調味料が入っているのは気になるところであり、個人的には長期で食べさせようとは思わないので、手に取るとしたら財布が厳しいときのヘルプ要素というところでしょう。
それでも我が家は小型犬2匹なので、天然成分の保存料では酸化が気になります。
健康でアレルギーも発症せず多頭飼いなどでフードのコスト安が一番という場合には、このカークランドは大変強い味方といえるでしょう。
穀物が1番の主原料ではなくラム肉を使っているので、動物性タンパク質を摂るという点は配慮されたフードだと思います。
販売会社情報
販売会社 | コストコホールセールジャパン株式会社 |
住所 | 神奈川県川崎市川崎区池上新町3-1-4 5F |
電話番号 | 044-281-2600 |